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不登校の子ども達に最も必要なことは何でしょう?
この時期になると毎年、公園で小学6年生たちが遊んでいる姿をよく見かけます。
それまであまり公園で遊ぶ姿を見なかった子たちが多く、まるで残りの小学校生活を全力で楽しむかのように、暗くなるまで元気に遊んでいます。
この光景を見ていると、子どもたちにとって遊びがいかに重要かを強く感じます。
学校の先生方は、不登校の子達に学びの機会を提供しようと、さまざまな対策を講じてくれています。例えば、授業のプリントや宿題を送ってくれるなど。
しかし、もしかすると、不登校の子ども達にとって最も必要なのは、友達との遊びかもしれません。学校を休んでいると、放課後に友達と遊ぶ機会をほとんど持てない子が多いです。中には遊べる子もいますが、それは非常に幸運なことです。
「学習」は一人でも進めることができますし、いつからでも取り戻すことができます。しかし、小学生の時にしか体験できない「友達と遊ぶ」ことは、後からでは得られない貴重な経験です。この経験は思い出として一生の財産になります。『DIE WITH ZERO』にも、幸せは資産の総量ではなく、思い出の総量で決まると記されています。若い時の思い出は、後々まで幸せの配当をもたらすのです。
友達としっかりと遊んだ経験は自己肯定感を高め、これが「挑戦しよう」「夢をかなえよう」「学ぼう」という気持ちの基盤となります。
フリースクールミエルの里では、この貴重で重要な「友達と遊ぶ」という体験を最優先に考えています。学習支援のニーズもありますが、それが子どもたちの遊ぶ時間を奪うことがないよう配慮したいと思います。学校に行けない子どもたちにとっては、友達としっかり遊ぶことが優先され、学習はそれに次ぐものだと考えています。
↓は、これまでの活動のアンケート結果です。人気が高いのは遊びの要素が高いものだったり、みんなでお昼ご飯を食べるものだったり。学校に行っていれば休み時間や給食で得られる経験を、みんな欲しているのだと思いました。
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