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不登校の気づき - 未来の先生フォーラムから

先週の日曜日、月曜日は『未来の先生フォーラム』を受講しました。
昨年のこれがめちゃくちゃ良かったので、2度目の参加です。

昨年よりも断然多かったテーマはオンライン授業に関してです。
オンラインって、リアルができないから代わりにやるってイメージでした。
でも、オンラインがリアルよりも優れている点がたくさんある。
もちろん、リアルの方がいい点もたくさんあります。
だから、オンラインもリアルも当たり前のように両方やる、使い分ける、という時代が来ているのだと理解しました。
「リアルができないから、やめよう」
などという言い訳はもう通じないな、と思いました。

もう一つ、特にここで紹介したいのはフリースクールのお話です。
ここで詳細は書ききれませんが、不登校児の対応について大きな発見でした。

小学校の不登校児は全体の約3%です。
また、不登校の傾向がある子は10%いるそうです。
つまり、13%の子どもが今の学校に自分は合わないと感じている、ということです。
これは学校以外でも会社も含めたあらゆる組織に当てはまることで、どんなにいい制度や枠組みであってもそれに合わないという人は必ず一定の割合で存在するそうです。
10~20%の子どもが一般的な学校に合わないと感じている。
これは日本だけでなく世界的にも共通しているそうです。

そうであるならば、不登校児への対策として学校や先生を変えようとする現在の方法はどうなのだろうか、という疑問がわきます。
現行の枠組み(学校や先生)が悪いわけではなく、そもそも合わない子がいるのは当たり前だという考え方です。

そんな子どもは一刻も早く、その環境を脱したいと思っています。
なのに、今の枠組みの範囲内でできる学校や先生の変更を、時間をかけて行うというのは、解決ではなく問題の先延ばしではないのだろうか、という考えです。
(もちろん、この問題の答えは一つではないし、正しい/間違いとも言えないとは思います)

「早期に合わない枠組みから脱することができた子は傷の回復が速い。
しかし中学生くらいまで粘った子(粘らされた子)は回復がとても遅い。」

これはフリースクールの講師の言葉です。

もう一つ、印象に残った言葉がありました。
「フリースクールに行った子はどんな子になりますか?」
という質問への回答です。

「その子のまま、その子になります。」

ううんと考えてしまった言葉でした。

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