【ワインの記録】Syrah "L'enfer de la Patience" 2019, Domaine Histoire d'Enfer
概要
生産地:スイス(ヴァレー州)
生産者:Domaine Histoire d'Enfer
ヴィンテージ:2019年
品種:Sylah
価格:56スイスフラン
開けた日:2023年1月14日
外観
深みのあるルビーレッド、グラスに注いだ時に向こう側は見えない。粘性はやや高め。
香り
ユーカリ、シダのような爽やかな香りにまだフレッシュなブルーベリー、ブラックチェリーのような果実み。
味わい
果肉の固いブルーベリーやアメリカンチェリーのような酸味とフレッシュな果実味が感じられる。タンニンは量が豊富で細やか。抜栓2日目になるとより滑らかな舌触りになる。酸味は控えめで、タンニンとミネラル感が骨格を作っているイメージ。
私見ではありますが、オーストラリアのシラーズに比べてスパイス感は薄く、アルコールの熱感も控えめに感じられました。同じくらいのヴィンテージのローヌ北部に比べると果実の凝縮感は控えめで洗練された印象です。とはいえ、日本のシラーに比べますとユーカリやシダのようなヴェジタルな香りがはっきりします。スイス、特にこのワインの産地でもあるヴァレー州ではシラーがたくさん栽培されていますが、どちらかというと粗い印象のワインが多いです。このワインは粗さを感じさせないところがユニークだと感じました。