旅の記:2023年8月のツアー⑭櫛引八幡宮(青森県八戸市)
【旅の記:2023年8月のツアー⑭櫛引八幡宮】
甲斐源氏の祖・源義光の孫である加賀美遠光が仁安元年(1166年)に甲州南部庄に八幡神を勧請して祀ったのがはじまりとされる。文治5年(1189年)の奥州合戦で戦功を立てたその息子で南部氏の祖となる南部光行が額部5郡に領地を与えられると、南部庄から八幡社を六戸の瀧ノ沢村へ遷座し、貞応元年(1222年)に櫛引村の現在地に移ったとされる。
建武年間に三戸南部氏が衰退すると、陸奥守北畠顕家に従って陸奥国へ下向した南部師行が根城を築き、当社を祈願書とした。
江戸時代に入り八戸藩が成立しても、当社は盛岡藩の飛び地としてその管理下にあり、篤く崇敬を受けていたという。
他、重文である末社・神明宮や長所(旧拝殿)があり、国宝である鎌倉時代の大鎧・赤糸威鎧・白糸威褄取などが境内国宝館で公開されています。
一之宮であることが散見されますが、あくまでも自称ということです。しかし、歴史ある神社であることには変わりありませんね!