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旅の記:2023年8月のツアー⑤瑞鳳寺(宮崎県仙台市)

【旅の記:2023年8月のツアー⑤瑞鳳寺】

瑞鳳殿への参道の途中にある瑞鳳寺は、寛永14年(1637年)2代仙台藩主伊達忠宗が瑞鳳殿を造営した際に伊達家の菩提寺として創建した。臨済宗妙心寺派の寺院で山号は正宗山、ご本尊は平泉毛越寺から遷した釈迦・文殊・普賢の三体。
仙台藩から一門格とされ、多くの末寺を持っていたが明治時代の神仏分離・廃仏毀釈運動のあおりを受けて衰退した。大正15年(1926年)に復興されたが、瑞鳳殿からは分離しているそうです。
伊達家4代目以降は大年寺が菩提寺になりますが、9代藩主周宗、11代藩主斉義夫妻は当寺が菩提寺で、確かに瑞鳳殿のある経ヶ峯にお墓がありましたね。

山門
本堂
冠木門。通称「高尾門」。3代藩主伊達綱宗の側室・椙原お品邸にあったものを移築。
本堂の裏手には、伊達政宗が千利休に茶道を学んだということで昭和10年に裏千家14世淡々斉千宗室らが建立して寄進したという茶室「瑞新軒」

他、寛永14年(1637年)鋳造で伊達忠宗が寄進した梵鐘、西南戦争の捕虜で仙台で亡くなった鹿児島県人七士の墓などがあります。

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