旅の記:2023年10月のツアー⑥薬師寺八幡宮(栃木県下野市)
【旅の記:2023年10月のツアー⑥薬師寺八幡宮】
栃木県、最後は下野薬師寺跡に隣接する薬師寺八幡宮へ。貞観17年(875年)清和天皇の勅定により東北守護として京都石清水八幡宮の神霊を勧請して創建されたとされます。また朝廷から重要視されていた下野薬師寺の鎮守としての役割も担っていた。
天喜4年(1056年)前九年の役のおり、源頼義は進軍途中に当社を参拝し発進したが、後続軍がこのあたりで賊軍と合戦となり、社殿が焼失したという。頼義・義家父子は帰路当社によって、鉄弓や鏑矢を寄進したといい、社宝となっている。
下野薬師寺が衰退するにつれて当社も勢いを失うが、佐竹氏が領主となると援助を受けて、寛文2年(1662年)に本殿・拝殿が再建された。
源頼義公のお手植えと伝わるご神木の大欅もありました。