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旅の記:2023年11月のツアー⑪忌宮神社(山口県下関市)

【旅の記:2023年11月のツアー⑪忌宮神社】

仲哀天皇元年(193年)、熊襲征討のためにこの地に行宮豊浦宮を建てられ、7年間政務をとられたとされる。仲哀天皇は香椎まで進出するが、アマテラスと住吉三神による託宣を疑ったために亡くなってしまう。妻であった神功皇后は、代わりに託宣に従い三韓征伐を成功させ、凱旋すると豊浦宮の跡に仲哀天皇を祀ったのがはじまりとされる。かつては仲哀天皇を祀る「豊浦宮」、神功皇后を祀る「忌宮」、応神天皇を祀る「豊明宮」があり三殿別立となっていたが、中世の火災で「忌宮」に合祀したことから忌宮と呼ばれるようになった。
延元元年(1336年)には足利尊氏が当社で戦勝祈願を行っている。

鬼石。豊浦宮に攻め寄せた新羅の武将・塵輪の首を埋めたとされる場所。毎年8月7日から13日まで行われる「数方庭」と呼ばれ、この鬼石を中心に行われる祭りは「天下の奇祭」と呼ばれるそうです。
拝殿
ご本殿
荒熊稲荷神社。他、仁徳天皇や武内宿禰を祀る別宮・摂末社あり。

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