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旅の記:2023年7月のツアー㉒横井小楠寄留宅跡(福井県福井市)

【旅の記:2023年7月のツアー㉒横井小楠寄留宅跡】

いまは碑が建っているだけですが、熊本藩士で儒学者の横井小楠が福井に招聘され政治顧問となった際に住んでいたという寄留宅跡があります。
横井小楠と言えば幕末、藤田東湖や吉田松陰とも交友を持ち、熊本の自宅には坂本龍馬、井上馨、由利公正など、明治維新の立役者が訪問している。安政5年(1858年)松平春嶽の招きに応じて、福井藩藩校・明道館で講義を行う。一度、母の病気のために熊本に帰るが、再び福井に赴き、保守派・進歩派で対立していた反論をひとつにするよう働きかけた。文久元年には江戸に赴き、春嶽と対面、また勝海舟や大久保一翁らと交流を持つ。また幕府の政治総裁職となった春嶽の助言者として幕政改革に関わった。
お酒好きであったり、少々行動に問題があり、よく処分を受ける方ですが、多くの人が認める人物であり、また新しい国の形を提唱する先進的な考えの持ち主であった。
11月に熊本の小楠の自宅を訪れていますので、その時にまた詳しく記すことができればと思います!

寄留宅跡の碑。坂本龍馬も訪れたという。

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