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UNVの応募から合格まで

みなさん、こんにちは。Atsushiです。
私は2023年8月からアフリカ大陸の某国の某機関のUNVとして働いています。
分類としては、International Specialistです。

今回は、UNVの応募から合格までの流れをできるだけ詳細にお伝えします。
ご質問等はXのDMでいただけるとスムーズかと思います。


案件を探す

UNVは、Unified Volunteering Platform (UVP)と呼ばれる、固有のプラットフォームを持っています。(UNVのHPからアクセスできます)

案件の応募から、合格後の必要書類の提出まで、全てこのUVPを通して行われます。

UVPでは、現在募集している案件を見ることができるのですが、UNVはナショナルスタッフとインターナショナルスタッフが同じ場所で募集されているため、一見膨大な量の案件が募集されているように見えますが、実際に応募できる案件は案外少なかったりします。

さらに、年齢に応じてUNVのタイプも異なるので、検索機能を使ってご自身が該当するUNVを検索してみてください。

UNVの案件は随時更新され、募集期間も2週間から3週間と短いものが多いため、就職活動中は週次で確認されるのが良いと思います。

私の場合は、日本の外務省が資金拠出をするタイプのUNVであったため、日本人のみが応募可能な案件でしたが、このような案件についてもUVPからの応募という形でした。


応募する

UNVの応募は、UVPに必要情報を入力する形で行います。
履歴書は1つだけシステムに登録し、各案件の応募の際にその案件に対する志望動機を入力する形になります。

志望動機は、字数制限が2,500 charactersとなっていて、実際の語数としては350語〜400語となっているため、短く端的にまとめる必要があります。

まずは、その案件の要請内容を読み込み、どのような業務内容で、どのようなスキルが求められているのかを理解します。
求められているコンピテンシーも記載があるので、業務をきちんと遂行できますよ!ということを、コンピテンシーの内容も踏まえて志望動機を作成しました。

私の場合は、下記の5つのパラグラフに分けて書きました。
・やる気を見せるイントロ
・なぜこの職種に応募したのか
・この職種に対してどのように貢献ができるのか
・そのほかで貢献できるポイントはどこか
・最後にもう一度やる気を見せる一言

UNVの志望動機は、ネットで調べると色々と出てくるので、参考にしてみてください。

私の志望動機も、個人情報をなくしたバージョンで、この投稿の最後に掲載しておきます!


面接を受ける

5月9日に書類を提出し、5月24日にショートリストに選ばれた連絡がありました。
UNV事務局から面接日程の調整連絡があるよ、案件についてちゃんと理解しておいてね、UNVについて理解しておいてね、といった内容のメールが届きました。

そして、5月24日に日本のUNV事務局から面接日程の調整連絡があり、5月29日の1次面談が決まりました。(外務省案件ではないUNVの場合は、この面談は免除となり、いきなり最終面談になるようです)
合わせて、面接自体は日本語で実施され、日本のUNV事務局と外務省が参加するという記載がありました。

どのようなことを聞かれるかが分からなかったため、とりあえず要請内容を改めて読み直し、志望動機をきちんと話せるように準備をしました。

面談の雰囲気としては、とても温和で、実際に聞かれた内容としては、簡単なコンピテンシー面談と、今までの経歴、志望動機、今後のキャリアなどであり、時間としては30分ほどでした。

1つの質問に複数の内容が入っていたのですが、端的にまとめて話すことができず、ダラダラと話し続けてしまった点が反省点でした。
きちんと準備をして望まなかったことを後悔しました。


面談から2日語の、5月31日に1次面接の合格連絡があり、最終面談の日程については、働くことになる事務所から面談日程の連絡があると記されていました。

ここから、本格的に面接の準備を進めました。
UNVの先輩に聞いてみたり、インターネットで調べてみると、テクニカルな知識を問われる筆記試験があったり、コンピテンシーベースの面談になると書いてある。

テクニカルな知識や筆記試験対策については、何を聞かれるのかさっぱりわからなかったので、要請内容に書かれている業務を実行する上で、どのような課題があり、私だったらどのように業務を進めていくのか、実際の経験ベースで語れるように準備しました。
合わせて、組織のホームページで、ミッションや事業内容を確認したり、ルールブックなどを読み込んだりすることで、業務内容の理解を深めました。

コンピテンシー面談対策としては、Shota’s Blogさんがまとめている各コンピテンシーの質問想定集を活用して、要請内容に記載のあるコンピテンシーに関わる想定質問の回答例を全て用意しました。

特に、コンピテンシー・ベースド・インタビューでは、過去の経験に基づいて回答する必要があり、この面接が初めての英語でのコンピテンシーインタビューだったので、各コンピテンシーごとにA4にまとめて、毎日のように声に出しながら練習することで頭に入れていきました。

コンピテンシー・ベースド・インタビューに関する対策はインターネット上に溢れかえていますので、ぜひそちらを探していただきたいのですが、特に参考になると周りの人たちが言っていたのが下記のビデオなので、ぜひ参考にしてみてください。


そして、6月10日に面談日程の連絡があり、6月12日に最終面談を実施するという連絡がありましたが、6月11日に日程変更の連絡があり、6月13日に実施となりました。

噂には聞いていた通り、面談日程の連絡から実際の面談までの日程はとても短いので、ショートリストに選ばれた瞬間から面談対策を始めることをオススメします。

面談日程の連絡があってからの3日間は、自己紹介の暗記、要請内容の再確認、その国の開発計画や過去のプロジェクトなど関連する情報の収集、コンピテンシー面談の復習など、ひたすらに準備に準備を重ねました。
しかし、コンピテンシー面談で準備した回答例の数は約80個に及んだため、まあ暗記をすることはほぼ不可能で、大きな不安を抱えたまま面談に挑みました。

最終面談は、働くことになるオフィスの代表、要請職種で働いている未来の同僚、UNV事務局の3名でした。

面談の内容は異例で(ほかに候補者がいなかった?)、「この面談はカジュアルに実施しよう」と最初に代表から話があり、自己紹介をさせられた後、簡単な質疑応答と逆質問で終わり、時間としては20分ほどでした。

1次面接と最終面接で聞かれた内容は、この投稿の最後に記載をしておきます。


合格通知を受け取る

6月13日の面談を終え、ありがとうメールを送り、6月15日に合格通知を受け取りました。

6月15日以降から、渡航までの流れは次の投稿で紹介します。


ここまで、読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
少しでも、みなさんの参考になっていれば嬉しいです。


下記に、志望動機書と面談で聞かれた質問について記載をしておきますが、パーソナルな情報になってしまうので、有料設定させていただきます。

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