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【Apple Watch お役立ちガイド】こうすればあなたの睡眠を上手に管理できる

健康管理編第1回では、Apple Watchのセンサーを活用したヘルスケア情報の測定機能について、第2回ではiPhoneの「ヘルスケア」アプリと連携する健康管理機能について解説しました。今回は、健康の要となる「睡眠」に注目し、その管理や記録方法について解説します。

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iPhoneの「ヘルスケア」アプリで睡眠スケジュールを管理する

「ヘルスケア」アプリの「睡眠」の項目では、毎日の睡眠時間を記録したり、睡眠の開始時間や起床時刻などの目標時間を設定することで、日々の睡眠管理ができます。人間に必要な1日の睡眠時間は個人差はあるものの、平均的には6〜8時間と言われています。日々の睡眠リズムを記録することで、よりよい睡眠習慣が身につき日中の活動をさらに素晴らしいものにできるでしょう。

①iPhoneの「ヘルスケア」アプリを開き、右下の「ブラウズ」をタップして「睡眠」を選択します(画面右)。②「さあ、はじめよう」のボタンをタップして、設定を開始します(画面左)。
③「通常スケジュールとオプション」をタップして、睡眠の通常スケジュールや起床時のアラームを設定します。睡眠スケジュールを設定すると、指定した時間にiPhoneが自動的に睡眠時の「集中モード」へと切り替わって睡眠を促します。また、「追加の詳細」から「就寝準備」の時間設定や「睡眠目標」の時間を設定します(画面左)。④通常スケジュールの「編集」をタップすると、曜日に合わせた睡眠スケジュールをカスタマイズできます(画面右)。

Apple Watchので「睡眠」のスケジュールを設定する

ヘルスケアアプリでの「睡眠」の設定は、Apple Watchの「睡眠」アプリに反映されます。iPhoneでの睡眠機能の開始後は、Apple Watchからでも睡眠時間や睡眠スケジュールの設定を自由に変更できます。

①Apple Watchでは「睡眠」アプリから設定を開始します。Digital Clownをクリックし、「睡眠」アプリを選択します(画面左)。②左上の時計のマークをタップします(画面中央)。
③「次の起床時のみ」や、「通常スケジュール」の睡眠スケジュールの編集が行えます。

Apple Watchで毎日の「睡眠」を記録する

iPhoneのヘルスケアアプリの場合、睡眠の開始時刻や起床アラーム、目標とする睡眠時間の管理ができます。一方、Apple Watchを装着して就寝することで、これらの機能に加えて中途覚醒やレム睡眠など、より詳しい睡眠の記録ができます。Apple Watchの「睡眠」アプリで設定した睡眠開始時刻になると自動的に「睡眠モード」が開始し、あわせて睡眠の記録も開始されます。手動で睡眠を記録したい場合は、手元で睡眠モードを開始することもできます。

①サイドボタンを押してコントロールセンターを開き、三日月マークの「集中モード」ボタンをタップします(画面左)。②画面をスクロールして「睡眠」を選択します(画面中央)。③睡眠モードが開始され、就寝中のデータが記録されます(画面右)。

「睡眠」のデータを確認してヘルスケア管理に役立てる

Apple Watchで計測した睡眠データは、iPhoneとApple Watchの両方で確認できます。Apple Watchの画面では、その日の睡眠記録、睡眠時間、14日間の傾向が確認できるので、手軽に最近の睡眠状態を振り返ることができます。

①「睡眠」アプリを起動し、睡眠データが記録されていれば「睡眠ステージ」で中途覚醒やレム睡眠などの時間と大まかなグラフが確認できます(画面左)。②画面を下にスクロールすると、その日の「睡眠時間」が表示されます(画面中央)。③さらにスクロールすると、過去14日間の睡眠時間の傾向が確認できます(画面右)。

iPhoneのヘルスケアアプリからは、より詳細に過去の睡眠記録や、睡眠中の呼吸数、睡眠中の心拍数なども確認できます。
Apple Watchの画面だけでは把握しにくい長期的な変化を知るためにも、確認方法を知っておきましょう。

①ヘルスケアアプリで、右下の「ブラウズ」から「睡眠」を開きます。ここでは睡眠モードがオンになっていた「全就寝時間」、実際に眠っていた「睡眠時間」の記録が確認できます(画面左)。②当日以外にも、週、月、6ヶ月間の睡眠の傾向がまとめられています(画面中央・右)。
①睡眠のページを下にスクロールすると、睡眠時の呼吸数(画面左)、睡眠時の心拍数と過去7日間の睡眠時間の平均が確認できます(画面右)。

睡眠を記録し眠りのパターンや質を知ることは、日々の体調管理に役立ちます。また、睡眠中の呼吸数や心拍数の変動や異常についても早期に発見することにもつながるでしょう。次回は、さまざまなデータをメンタルヘルスに活用する「心の健康状態」機能についてご紹介します。