歯科衛生士がおすすめする✨歯のためになる本 仕上げ磨きを頑張ってもむし歯ができちゃう、お父さんお母さんへ その2
みなさん、こんにちは!! あつこです。
今日は、前回の投稿の続きになります。「子どものむし歯予防は食生活がすべて」という本をご紹介しております。
食生活のスタイルを変えることで、むし歯にもなりにくい体を作りたいですよね。
今日は、その具体的な、方法をご紹介して参りたいと思います。
そして、この本を読んで、
私、あつこは、どのようなことを実践しているのか、そちらの方も、後半お話ししていますので、最後までぜひお付き合いください♪
この本の著者のお一人である、管理栄養士・幕内秀夫先生が提唱されている食生活改善の10ヶ条というものがあります。
ひょんなことから、この10ヶ条に出会った、もう一人の著者の歯科医師・黒澤誠人先生が、この10ヶ条に感銘を受けられ、またそこで話された、
伝統食を続けている人は、むし歯が少ないということを知り、
子どもたちに歯磨きをしないと決めて、伝統的な和食中心の食事スタイル、に切り替えて「実験」されたというのです。
結果は、この「実験」を終えるまでの小学6年まで、お子さん4人は、虫歯はゼロでした。
(虫歯にならなくても、中学生からは歯磨きをさせたそうです。歯周病という疾患もありますので、その予防のためにも)
「食生活改善の10ヶ条」と色々と書かれていますが、重要なものをピックアップしますと、
・和食(ご飯・味噌汁・副食)を取り入れる、
・納豆、お味噌などの発酵食材の利用、
・パンの常食は避ける(パンも糖質が多く含まれるからです)
どうでしょうか(^^)この内容なら真似できそう!と思われませんか。
〜本を読んでみて〜 その後、私の実践は、どこまで行ってますか?
では私自身が、この本を読んで、実践していること、
また、考えたことをお話したいと思います。
1、毎日の食事を和食中心にした(ただし、家族の力を借りて・・)
すみません(^^;)最後の(家族の力を借りて)ってのが、お恥ずかしい限りです。
我が家は2世帯で住んでいます。同居している母も、仕事を持っており、忙しい日々の中ですが、話し合いをさせてもらい、週3回は母が夕食担当を担ってくれています。
同居の家計簿としては、毎月食費を決まった額、お支払いし、その中で母にやりくりしてもらっています
(それでもかなり予算オーバーして、たくさん食材を買ってくれています(^^;)感謝です。頭が上がりません。
私の食事では、栄養バランスが偏りがち:
ある時は大人と子供の食事のメニューを分けていたんです。。そのため私が白旗を上げ、母の力、知恵を借りた次第です。
ちなみに母は、子供に寄らないシンプルな食事。ご飯・味噌汁・野菜炒め・肉じゃがなど和食中心です(^^)
母の料理の仕方を学ぶため:勤務時間が違うため、母とは食事を共にすることはなく、食事を作って置いてくれています。それを私が配膳して子供たちに食べさせます。その配膳時に、「あぁこんなメニューがあるんや」と勉強させてもらっています。
食材選び:母はなるべく地元産の野菜を選んでいるそうです。農家さんが直接おろしている市場で購入、野菜の形にこだわらず、旬な食材を選んでいるとのことです。このことも勉強になります。
2、炭酸飲料は、特別な時。
炭酸飲料などの清涼飲料水は、お口全体に浸透し、むし歯のリスクを上げるものです。それでもどうしても飲みたい時も子どもにはあるそうです
(^^:)
飲む時は、できるだけ喉が渇いている、空腹、など吸収されやすい時は
意図的に避けています。(食前には飲まない。食後の楽しみにする)
3、おやつは時間を決める(それ以外は基本食べていない。
頂き物など例外は除く。ただ、おやつの内容はというと、この本の通りにはなっておらず、甘いものになっている時も(^^;))
4、子どもに、今の取り組みを伝える。
なぜ今野菜が大事なのか、ご飯の栄養価を気にしているのかを子どもたちに話す機会を持っています。
特に3年生の息子は意味をよく理解してくれています。
息子は、幼い頃よく風邪をひく子でした。彼は人一倍、体を強くしたいという思いがあります。
自分が健康な体を作っているんだ。(食べ物や食べ方の選択をしているんだ)と自発的です。
そのため、就学前までよく風邪をひいたり(むし歯もスピードが早い感じで)できていましたが、
自分で迷いながらもメリハリのある食事を選択し、毎日のブラッシングも欠かさず行っているため、小学校に入ってからは、ごく小さなむし歯を治療した以外は、
この3年間むし歯に罹患することがほぼなくなりました。
歯垢の付着もかなり減少。お口の環境も変わってきました。
ちなみに娘はと言いますと、、生まれてこの方、むし歯ゼロです。
理由は定かではありませんが、娘は和食が大好き、
お米(ふりかけなしでも)大好き。
お菓子は、好みは和菓子寄り。
出されたものが、伝統食材で、子どもからしたら、食べるかな?というものも全部食べてくれます。
どこをとっても、この本の内容に沿った生活を送ってくれている、そんな娘です(^^)
このように、のんびりな私ですが、少しづつですが、やれることを始めています。
皆さんは、どうお感じになりましたか?
まとめ
むし歯のできるストーリーは、お口の中が舞台です。
お口は何をするところか、
食材を噛み切り、食道へ送り込むまでの食塊形成の場です。
どんな食べものを、何回、口に運んでいるのか。ブラッシングも大事ですが、「食事」に気を遣うことも立派な虫歯予防なのです。
小学生のお子さんがいらっしゃる方へ
まだ思春期の直前。
この時期はお父さんお母さんの話を素直に聞いてくれる時期です
(赤ちゃん、幼児期に伝えるのは、幼さがあり、情報量に限りがあります)
小学校低学年の時期は、食生活などの基本的な生活習慣を健康的なものに整えられるチャンスです。
この健康的な生活習慣を身に付けてしまうと、身につけたお子さんは、
将来青年期、大人になってもこの習慣が身につくはずです。
例えば県外に進学、就職される時の一人暮らしの基本になり、助けとなるかもしれません。
この本の内容をもう少ししっかり読みたいなぁと思われましたら、実際に手に取って読まれることをお勧めいたします♪
みなさんの生活に少しでもお役に立てますように!
ここまでお付き合いくださり感謝です。
読んでいただき、ありがとうございました。