富裕層対応で最も大切なこと
ハイエンドコミュニケーションの高野睦子です。
「富裕層対応で気をつけることはありますか?」という質問をよくいただきます。
これは富裕層ビジネスだけに限った話ではなくどのようなコミュニケーションでも言えることですが`相手を知る・理解する`というのがまず土台です。
富裕層とはいったいどのような人なのか、ライフスタイル・判断基準・思考・意思決定のプロセス・・・相手を知らなければ、心をつかむことは出来ません。
ですが、例えばこれらを知っていたとしても何か提案する・アポを取る、セールスをする・・・・・そもそもその段階まで行けない人もいます。
富裕層の方は人付き合いを重視するという特徴があります。
誰から買うのか、どの人とお付き合いするのかということです。
最初から心開いて何でも話してくださる方より様々な営業も多いでしょうし、警戒心をお持ちでなかなか本心を仰らない方が多いです。
情報を得るのも信頼している人だったり、周りを`信頼できるひと`で固めておられます。
となると、一番大切なスキルは、富裕層の信頼を得る力なのです。
この`信頼を得る`という根っこにあるのが「人間力」です。
人間力なんて言うととても抽象的な言葉ですが
誠実なのかどうか
その場で取り繕ったことなど簡単に見破られてしまいます。
担当者のセールススキルも、専門性も「人間性」によって大きく矢印が変わってしまうことをよくご存知です。
トラブルが起こった際や、とっさの一言で担当者の矢印がお客さま視点なのか自分や会社都合なのか・・・分かってしまいます。
日々使っている言葉がどれだけお客様に向けられたものなのかを自分で確認してみるといいですね。矢印がどこにあるのか。
「お客さまを思っている」という気持ちがあるのであればそれを言葉にしたりカタチに行動へ移すことが大切です。
思考と言葉はつながっていますし、言葉と行動はつながっているのです。
そして当たり前のことをどれだけ丁寧にやるか。当たり前のことであったとしても日々の積み重ねで大きく差はつけられます。
目の前の相手にだけ丁寧にするのではありません。他にいらっしゃるお客さまや職場のメンバー、取引先、、、家族。
ふとした時にこそ人間力というのは出てしまいますし意外にそういうところこそ見られています。自分の担当の方だけや、自分の知っている人にだけ愛想よくするのではなく周りへの目配りも忘れない。
軽く会釈する、他の方にも気遣い。
気遣いは気づくことから始まります。
目配り、心配り、気配りまずは日頃の目線を少し変えてみましょう。
日々の意識が、「視点」を大きく変えてくれます!
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