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チョコにちょこっと負ける


2025/02/14(土曜日) 朝のリビング
「えっ!くれないんじゃなかったの?」

理科系夫の驚きの声が。

ーーー
あつこは2007年以降、バレンタインチョコレートをあげていない。

甘いものが好きで、結局自分がほとんど食べてしまうからだ。
太ってしまうし、これは良くない。

宣言した。
「わたしはもうチョコレートはあげません」

こうして気楽に2月前半を過ごせるようになった。
家事育児に追われていて忙しいのにチョコまで考える余裕なんてない。
ちょっとした開放感だ。
世の中の女性は、バレンタインチョコレートにどれだけ気を使っていることか。。。
ーーー

先日、次女のなっちゃんとお出かけした。
そう、テイクアウト用コーヒーを店内で飲んでいる夫婦を見かけたあの日だ。

真っ先に向かったのがゴディバである。
なっちゃんは、なつお君(夫)のために。
もらえないと、すねるそうだ(本当か?)

もちろん買うつもりのないあつこ。

なっちゃん「パパ、かわいそう。お姉ちゃん(はるちゃん)と2人で買ってあげようかな」
そういって違うチョコを購入。
ここは女性陣3人であげようか、と久しぶりに気持ちが動いた。

2月14日。
朝の食卓に、そっとチョコレートをのせておいた。
そして、冒頭の言葉につながる。
ーーー

「なっちゃんとはるちゃんと私から」
理科系夫、静かにニコニコ。


食後のコーヒータイムが、
なぜか写真撮影タイムに変わっている。

カップとチョコレートの位置を調整してから撮影


慎重にリボンをほどく
リボンの端がシールの裏に隠れている
あれ?つながっていない
横のシールもていねいに
きれいにとれた
ようやくあいた


ていねいにあけたいのですね。はいはい。
が、そこで終わらなかった。

角度をつける
説明書も一緒に撮影タイム(2回目)

食べるのか?と思ったら慎重に選んでいる。

理科系夫「今日は1個だけ」
ーーー

家族ラインに、「ありがとう」の言葉とともに2枚の写真がアップされていた。


はるちゃん、なっちゃんからも「美味しく食べてね」と返信が。

本日選んだのはこちら

ーーー

あつこ「そんなにうれしかったの?」

理科系夫「絶対じゃないけど、もらえると嬉しい。そのレベルだよ。
家族からは17年間もらってなかったから」

コーヒーと共にゆっくりチョコレート1粒を味わっている。
具体的な数字が上がってくるところが彼らしい。
ーーー

やはり気持ちが上向きになるんだなぁ。
来年からは考えるか。
面倒なんだけど。
はるちゃん、なっちゃんが買うと言ったら買おうかな。

そう考えていると、、、。

理科系夫「チョコにちょこっと負けた気分になってるの?」

あつこ「なってません!」

どんな時でも忘れない。
オヤジギャグ。
そして、思わず笑ってしまう自分がいた。
平和なバレンタインデーのひとコマ。
やはり来年の事は来年になってから考えよう。

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あつこ (64) フワフワ文系妻 定年理科系夫 育て中
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