マネージメントしないことがマネージメント

お久しぶりです。山ちゃんで〜す笑

今回は「マネージメントしないことがマネージメント」というテーマのお話です。

もう結論言っちゃってるんですけど。笑

そもそも「マネージメント」って何?っていう方のために、マネージメントを一旦整理するとですね、会社組織・チームに成果を上げさせるための仕組み、機能のことでですね、もっと簡単に言うと会社や従業員の管理ですね。

いろんな経営者の方、管理職の方が悩まされている一つがこのマネジメントです。

僕の中で大事にしていることは、三つくらいあるんですけど、一つ目は人間を三つに分類することです。これは、ピータードラッカーが言っていたことで、マネージメントっていうのは1.0、2.0、3.0の3つに分かれるんです。

1.0っていうのは、安定のために働く人、2.0っていうのはぶら下がったニンジンのために働く人、3.0っていうのは自分のやりたいことを自分のやりたいようにっていう自由を求めて働く人。この3つに分けるんです。

1.0の安定っていうのは、子供がいたりとか、結婚した人が求めているもので、人間っていうのは与えるべき物を与えてればいいんですよ。なのでお金とか時間とかだけではなく、社会保障だったりとか。例えば30万円の給料で社会保障があるのと、50万円の給料で社会保障がついてないのでは、この人は30万円の方を選ぶんですよ。だったらそれを与える。

二つ目のニンジン。これは営業マンみたいに人参をぶら下げとけばめちゃめちゃ走るやつですね。これはもうお金です。インセンティブ制度。こういう人にはインセンティブガンガンあげる。

で、3.0の自由を求める人。
ちなみに僕もここなんですけど。
この人たちのマネージメントが非常に難しいんです。
非常識だから。
エンジニアとかプログラマーに多いみたいです。この人たちは、いくらお金を上げようが、いくら安定をあげようが自分のやりたいことをやらせてないとやめるんです。

この3.0の人にはそんなマイクロマネジメントせずに、自由にやらせる。
「勤務時間中だけどゲームしたいならしていいよ。その代わり成果あげれなかったらインセンティブ下がるからね。」っていう感じです。

こういう風に、三つに従業員を分けるとマネージメントしやすいんです。

で、管理職じゃなくても自分はどれに分類されるかな?って考えてみたりとか、「あ、この人は3.0の人かもな。だから部長もこの人にはそんな厳しくしないんだ」とか。色々見えてくるんですよ。

で、二つ目はですね、一番重要なのは自分でコミットさせることです。これはやっぱり時間を短縮するのに一番いいです。僕がやることを決めるんではなくて、従業員に決めさせるということですね。

To Doっていうタスクがあると思いますが、そのTODOも「〇〇をやる」じゃなくて、何をいつまでにどのくらいの量でって絶対に定量化することが大事です。何が合格ラインなのか。

その定量化したのに対して給料を与える。私はこれだけのタスクをやるから給料いくらいくらでお願いしますっていう提案をさせること。

その代わりそれぐらいの定量化したタスクをやる。っていうこれだけでいいんです。

これで自分の時間を確保して、事業に全部使うことができるじゃないですか。

一々従業員をマネジメントしようとするのではなくて、すべて仕組み化してマネージメントの時間をなるべく作らない。

考えてみてください。大手企業って資本もあって優秀な人材もいて、そこでスタートアップとか中小企業が勝つには何が必要かって言ったら、当たり前にスピードですよね。スピードでしか勝ち筋がないんです。

だから従業員が何だとかどうでもよくて、経営者っていうのはスピード以外気にしちゃいけません。

で、3つ目は、経営者はちゃんと報酬をもらえっていうことですね。

GoProってあるじゃないですか。GoProのCEOって一番報酬もらってるんですよ。

アメリカとかみて見るとわかるんですけど、結構みんな利益の8割くらいごっそり持ってくんですよ。

でも、日本の経営者って結構遠慮したりするんですけど、それは違う。あなたがリスクをとって旗を立ててるのに、なんで自分がしっかり報酬もらわないの?って僕はすごく思います。

確かに、20万円くらいで社員を雇ってて、テレビで社長が数十億もらってるとか聞いたらモチベーション下がるかもしれないけど、それはいいんですよ。だって自分が旗立ててるんだもん。

これはオーナー社長の話です。代表取締役は別です。

オーナー社長なんて自分でリスクをとって旗立ててんだから、それで何かあったら全部責任は自分なんだから、貰うとこもらっとかないと経営なんて何も楽しくないじゃんと。

だから経営者はもらうものはもらう。
ここを躊躇しない。
もう利益なんて全部吸い取ったらいい。

だってあなたが偉いんだもん。それで文句言われもしょうがない。

まだあります。4つ目は、経営者は嫌われる。

ユダヤかどっかの教えにあるように、10人中9人がAが正しいと言っても、最後の一人は必ずBが正しいって言わないといけないんです。するとその一人は嫌われるんですよ。でもBって言わないといけない。経営者はこれができないといけない。

多数決なんてしたらリーダーの存在意義がなくなるので。

そして今からいうことはですね、3年前僕がある経営者の方から言われたことなんですけれども「おい、山下。お前が徹底的に理解しないといけないことは二つある。一つ目は、いつでも徹底して市場を理解しろ。市場を見て市場を理解しろ。そして二つ目は、絶対に徹底して、従業員を理解しようとするな。」って言われたんですよ。

会食とかで、経営者の方々と話をいていて、みんな共通していうことが「人を信じてない」なんです。

表ではね、「従業員は大事だ」とか調子のいいこと言ってますが、実際は逆なんですね。

だから絶対的に持っておかないといけないスタンスは経営者は嫌われる。それでも会社は続けないといけない。皆さんの目の前にいる経営者なんて綺麗事しか言わないですよ。笑

もっと裏の顔を知った方がいいと思います。

最後もう一つ、経営者が持っておいた方がいいスタンスは、ドライさ。
従業員に情を入れない。情を入れちゃいけない。

会社に仲良しこよしなんていらない。人間の取捨選択をちゃんとしないといけないし、人も環境も変えていかないといけないので、今回お話ししたマネジメント。
従業員を3種類に分けましょうね。
マネジメントに時間を使わない。
そして経営者は嫌われる。
従業員を理解しようとしない。
ドライさ。
これを覚えておくといいんじゃないかなと思います。

ということで今日はマネジメントのお話でした。

今日も素敵な1日をお過ごしください。

じゃ、まったね〜。


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