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「やってみせ」と言えば。。
この後の言葉は自然と出てくるくらい有名な言葉。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ。
褒めてやらねば、人は動かじ。
この後も言葉は続きますが割愛。ここまででも充分過ぎる程大切な事を言っていると思う。これは人に何かを伝える時に、特に教える時に思い出したい言葉。
世界大戦中に日本軍に大きく貢献したという山本五十六の残した言葉だ。当時どれだけ凄い人だったかはさておき、この言葉は紛れもなく後世に伝えるべきと思う。
例えば人に仕事を教える時、ただ「やっといて」だけで済ませていないだろうか。またはやり方を説明したから大丈夫と思い込んでいないだろうか。結果として相手が仕事を満足に出来ていなかった時、悪いのは相手の理解力だと決めつけてはいないか。
僕が新入社員の時、上司から言われたひと言は今でも覚えている。「コミュニケーションが上手くいかない時、どちらか一方だけが悪い、なんてことは絶対にない。必ず両方に非がある。」
当時は指摘された状況だったので素直に受け入れて難かった。けど今はすごくわかる。明らかに相手に非があるような状態でも、自分がもっと働きかけることが出来たはずだ。何も出来なかったなんてことは絶対にない。
結局のところ、仕事でコミュニケーションが上手くいかないと、相手が悪かったとしても、自分も損をすることになるのだから、未然に防げるに越した事はない。それを忘れて他責にしようとするばかりだと、足を引っ張り合う最低な組織になる。
そして、仕事を教えるというコミュニケーションにおいて、教える側がしっかり認識すべきことは「やってみせ」を徹底することだ。僕も含めてここが抜ける人が多いと感じる。
掃除の仕方、PCやアプリの使い方、メールの書き方、指示の出し方などなど。あらゆる仕事において、一度お手本を見せる手順を踏むことが、理解を深めたり、効率的に伝達することに繋がる。
ついつい言葉で説明して、伝えたつもりになってしまうことはこれからも起こりうるとは思うが、少しでもこの言葉を思い出して快適な職場ライフを過ごしたい。今日もやってみせよう。