117 あの瞬間に思っていたこと
明日は117。阪神淡路大震災発生日。24年経ってもあの朝は忘れられない。
あらたまってnoteに書くと重くなりそうだけど、やっぱり少しは書きたい。
自分が吐き出したいという気持ちが大きいのかもしれない。
つらつらと書き出すと長く重くなりそうなので、困ったときの友達頼み、最近風邪が辛そうなぽんちゃんに「軽い質問して!」とお願いしてみた。
ぽんちゃんからの質問の中からひとつ。
「揺れを感じた時に真っ先に思ったことはなに?」
地震発生少し前に、胸騒ぎがして目が覚めたという人が何人かいる。
あんなに揺れたのに熟睡していたという人もいる。
朝の5:46
中学生だったわたしは、その日の学校の準備を机の上に置き、眠っていた。
突然の縦揺れ。
神戸という土地は本当に地震が少なかった。避難訓練もやる気があるのかないのか、ちょろちょろと校庭に喋りながら出る。大人からは常々、「神戸は地震が無いよ」と聞かされていた。
そんなだったので、5歳のころに一度体験した震度1の地震をはっきりと覚えているような人間にしあがっていた。
さて5:46
突然の縦揺れ
飛び起き…ることはできなかった。
脳は半分以上寝ぼけていて
「ジェットコースターに乗せられたっ!!!」
とパニックを起こしていた。
布団のままジェットコースターに乗せられたので、イスラム教のお祈りをするようなポーズで敷布団をつかみ、何とか振り落とされないように必死だった。
あの短い間に本棚も机も電子ピアノも全て倒れ、部屋は汚部屋と成り果てた。
そうだ、ぽんちゃんの質問だ。
真っ先に思ったこと、それは「布団に入ったままジェットコースターに勝手に乗せられた」ことだったよ。
その後、坂の上から見た煙、爆撃後みたいな町の風景、地割れと垂れ下がる電線、押し潰された車からの鳴り止まないクラクションについては、聞きたい方がいればお話ししようと思う。
ぽんちゃんありがとう!