ただ、がむしゃらに
前回からの続きストーリーとなっています。
まだご覧になってない方はぜひお読みくださいね!
✮第1話 田舎の大将
✮第2話 4歳児、異例の骨切り手術
✮第3話 痛みを乗り越え広がった世界
✮第4話 健康オタクへの目覚め
✮第5話 30年の時を経て、事件は起こった
✮第6話 ふつうのお母さんじゃなくてごめん
どん底まで落ちてしまったAtsucoは
毎日最低限の生活を送ることだけでも精一杯だった。
頭の中では「またいつあの激痛に襲われるのか」と
びくびくしながら過ごす日々。
何とかしてこの足を少しでも良くしたいと
そのことばかり考えていた。
そんなときに友人から
カイロプラクティックの先生を紹介され
診てもらうことに。
その先生はとても熱心な方で
子育て中のAtsucoのために
自宅まで出張してくれただけでなく
Atsucoの足の改善方法を
親身になって一緒に考えてくれた。
お医者さんとはまた
別のアプローチからの
アドバイスをくれたのだった。
「まだお子さんも小さいし
入院して手術、リハビリをするのは
なかなか大変でしょう。
(人工関節)手術をすると決める前に
もっとやれることがあるんじゃないですか?」
「仮に今より良くならないとしても
進行を遅らせることや
痛みと付き合いながら
日常を送る方法がわかれば怖くないはず。
やれることをすべてやってみて
それでもダメだったときに
手術するという選択を
してもよいのではないですか?」と。
なるほどと深く納得したAtsucoは
やれることをすべてやる覚悟をしたのだった!
どん底から一筋の光を見出して
一歩踏み出した瞬間だった。
そこからはもうがむしゃらに
ひたむきにやれることを実践した。
定期的にカイロの施術を受けながら
週に4、5回ホットヨガに通い
セルフケアのゴムバンド体操は
毎日欠かさず行った。
実はそれまで自分の足に施された手術のことも
まったく知らなかった。
カイロの先生から説明を受けて
あらためて大手術だったんだと知り
足を良くしたければ
自分の身体についてももっと勉強しなければと
思うようになっていった。
もともと健康オタクではあったが
さらに火がついて
ヨガに加えて
足の痛みの緩和を1番の目的として
瞑想にも興味を持ち練習を繰り返した。
ところが!
ようやく一歩を踏み出したAtsucoに
またもや大きな壁が立ちはだかり…
Atsucoが目の当たりにした現実とは?
次回に続く…
最後までご覧いただきありがとうございました。
毎日21時に最新話を公開します!
どうぞお楽しみに。