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日々書くノート

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つらつら文章を書く。
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#Design

『デザインする』と『恋愛する』は似てる

僕はデザインを練るときラブレターをクライアントやユーザーに送るつもりで設計するようにしている。 好きなあの子(以下「クラ子ちゃん」という)のことで頭の中をいっぱいにして、自分の想いを愛の言葉に置き換えて便箋にしたためるように相手へ送る。 なので送り手にデザインや企画を説明するときは 「本当にこの内容で受け入れてもらえるのか?」 「言葉はたりているか?」 「愛が重すぎるので引かれてしまわないか?」 と不安になったり、愛の告白さながらに試行錯誤する。 ひとりだけでラブレターを書

紙出身デザイナーがWebデザインをすることの何が悪い

紙出身デザイナーのWebデザインを中傷する言葉をSNSやWeb上で目にすることがある。 僕も紙出身のデザイナーだ。 社内のエンジニアやWebデザイナー達に教えをもらいながら、今ではWebデザインでもお金をもらえるレベルになった。 『デザイナー』という定義は人によって様々な考え方があるけど、 僕が思うデザイナーの定義は デザイナー =「モノ」「コト」をわかりやすく可視化し伝えるプロ 何をデザインするにしても、受取手の感情や行動を思考しながらデザインをすることには変わ

スマホのWebコンテンツにはエスカレーターがついている

スマホのWebコンテンツには、ユーザーも気づかずに使っている機能がある。 それは、エスカレーター機能。 ブログや記事広告などの読み物コンテンツを読んでいる時以外は、基本的にこのエスカレーター機能が作動している。 このエスカレーター機能とは 親指です。 ユーザーがWebコンテンツをスマホで閲覧している時に親指が自動スクロールの制御をしている。 これだけだと、当たり前のことを言っているように聞こえると思うので、もう少し丁寧に説明します。 ユーザーが、とあるWebサイトにラ

無印家具の無意識のデザインと余白

突然だが僕は無印良品のファンである。 特に家具は最高だと思う。 理由はいくつかあるけど、なんと言っても 無印で全て揃えても、他のメーカー家具と組み合わせても、個として置いても、群として配置してもなんだかいい感じの空間になるところが素晴らしい。 無印家具は、この“なんだかいい感じ”のクオリティがとにかく高い。 今ある家具や収納を総合的に考えてインテリアを選ぶのが苦手で 「この椅子かわいい!」「この置物最高!」と 出会いのテンションに任せた僕の選択を全て受けきりつつ、な