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どうすれば夫婦関係は穏やかになるのか?誰でもできるたったひとつの方法。

夫婦仲が悪くなるとコミュニケーションがうまく取れなくなりますよね。すぐに怒ったり怒られたり、無視をされたり冷たい返事をされたりとか。

かなり、心がかき乱される体験です。

どうすればそこから抜け出せるのか?

当たり前ですけど、夫婦がお互いに思いやりを持ち合うことができれば解決しますよね?

では、どうすれば思いやりをお互いに持ち合うことができるのか?

ぼくはそのヒントはコンパッションにあるんじゃないかなと思っています。

コンパッションは心理学における新しい概念で、慈悲や思いやりと訳されます。自分と他者に思いやりを向けたり受け取ることで心を癒していきます。

com(ともに)+patient(苦しみ)が語源とされていて、ダライ・ラマは「苦しみに気づく」「苦しみを和らげる」とこの二つで定義づけしています。

イギリスのポール・ギルバートという心理学者の方がコンパッション・フォーカスト・セラピーという形で心理療法にまとめ上げ、日本では東京聖徳大学の石村郁夫先生が広めています。

ぼくは昨日から石村先生のコンパッション・フォーカスト・セラピーのトレーニングコース(人にコンパッションを教えられるようになるためのコース)を受け始めたのですが、復習を兼ねてコンパッションについてシェアをしたいなと思います。

夫婦間がお互いに思いやりを持つためには、コンパッションによって自分とパートナーに思いやりを向けたり、自分とパートナーからの思いやりを受け取れるようになるのが有効です。

これはぼく自身も実感していますし、CFT(コンパッション・フォーカスト・セラピー)は他の心理療法と比べて7倍ほど効果が高いと言われています。

そんなコンパッションですが、何から始めればいいのかというと、コンパッションビーム(慈悲の瞑想)がおすすめです。

コンパッションビーム(慈悲の瞑想)

簡単にいうと、心の中でこういったことを念じます。

・人々が幸せでありますように
・世の中から苦しみがなくなりますように

まあ、宗教っぽいですよね。仏教がルーツなのでしょうがないです。

人々とか世界が主語になるとわかりにくいので、身の回りの人に置き換えるとやりやすくなります。

ぼくは取引先の方との打ち合わせが始まる前と終わった後に、(〇〇さんが幸せでありますように)と祈っていました。

あと、当時は100人くらいの方と夫婦関係の無料相談をしていたので、その方と話し終わった後にも(〇〇さんの苦しみが和らぎますように)と念じてましたね。

同僚、取引先、友人、家族。誰でもいいので知り合った方にこのビームを送ってみてください。会う前と別れた後の2回ですね。

なんで、コンパッション・ビームがいいのかというと、夫婦間で思いやりを持ち合うためには、パートナーへの思いやりと同時に、自分への思いやりを向ける必要があるからです。

パートナーへの思いやりを向けることで優しくなれることは想像できますが、冷たい態度を取るパートナーと向き合うためには勇気が要りますよね。

パートナーと立ち向かう勇気を手に入れるためには、自分への思いやりが必要なのです。

(そう感じるのも当然だよね。私はあなたの幸せを願っているよ)と自分に思いやりを向け、その思いやりを受け取ることができれば、パートナーに自分の気持ちや要求を毅然とした態度で伝えられるようになるからです。

ただ、自分に思いやりを向けるのって難しいなと感じることもあると思うんですね。甘えじゃないかなあって思ったり。

そんな時はコンパッション・ビームで他者に思いやりを向けることを習慣化するんです。

他者への思いやりを向ける時に反応する脳の部位は、自分が思いやりを受け取る時に反応する部位と同じだからです。

人に優しくすると自分も嬉しくなることってありますよね。あれと同じです。

誰かにコンパッションを向けることで、自分へも向けやすくなっていきます。

(〇〇さんが幸せでありますように)

と、誰かにコンパッション・ビームを送ることを1日1回の習慣にしてみてください。きっと、夫婦関係にもいい影響があるはずです。

この話はVoicyでも話しています。よろしかったら聞いてみてください。

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