「点」と「点」が「線」になる|毎日日経#9
昨日、コロナなしに記事書けないんか?っていうちょっと批判的な文章を書いたが、その終わりに新聞の読み方の一つとして「点」と「点」がつながって「線」、「面」、「立体」として社会を見ることができると綴った。
まさしくそんな「点」と「点」が「線」になるニューズがあったのでご紹介。
6月22日朝刊「ビックカメラ、注文から最短45分で配達 新興企業と提携」
…このときはシンプルに大手家電販売店の配送改革の記事だった。
ビックカメラの身を切る戦略の一端だった
そして今日の記事では、中盤15面とはいえ、大きなサイズで取り上げられた。内容自体は、配送45分に加え、棚札を電子に切り替えて価格変動に柔軟に対抗するモノだという。ビックカメラに行って商品を実際に見て、アマゾンで買う、みたいな行動をとったこともある身分からすると、これはすごく身に染みる記事。
ネットの細微な価格変動に対応して、価格安定から得られるメリットより、値札貼り替えといった雑務から解放され、対面だからこそできる細やかな接客でお客様の心理的満足度を高める戦略だろう。
家電大手の他者は乗り気でない中で先陣を切ったビックカメラの融資はすごいと思う。そして記事をまたがって考えられるのは、ビックカメラが商品価値を正しくそして魅力的にお客さんに伝えることに注力していっているということだろう。
6月22日の記事で驚きだったのは、運送を担うエニキャリという企業は決済まで行ってしまうという点だった。これはすなわち、「ビックカメラがレジをなくす」ことをもくろんでいるのかもしれない。商品知識を持った店員さんがお客様に丁寧に対応できるように、接客に提供価値を絞っているのかもね。
あくまで予想だから、ビックカメラの本当の狙いとかは今後も注視する必要があるが、非常に面白い試みだなと思う。
時間もないのでこの辺で。
明日でちょうど10日目なので、楽しく頑張ります!
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