最高過ぎたENJOY YUAMI@小杉湯 真夏にあっつあつのイベントのご報告でございます♨
大変お待たせしました。20人以上のみなさんにご参加いただき、先週金曜日、7月26日に東京・高円寺小杉湯にて、3年越しでBEAMSに開発いただいた湯浴み着のお披露目イベントENJOY YUAMIを開催することができました。
参加者のみなさん、「湯浴み着へのニーズやオストメイトの方への理解が広がるのであれば」と、メディアの取材にも積極的にご協力くださり!
あちこちで歓声があがる中、小杉湯のお湯にも負けないあったかい雰囲気で、進行しました♨
湯浴み着を心待ちにしていたたくさんの方が!
参加者の中には、「3年前にストーマをつくって、それからず~っと大好きだった温泉や銭湯に入れなかったんです」という方や、「オストメイトになってはじめて銭湯に入ります!」という方もいて、みなさんそれぞれ本当に気持ちよさそうに小杉湯のお風呂を楽しんでいらっしゃいました。
大きなお風呂は3年ぶりと話してくださった方は、お風呂から出てこられたときちょっとうるうるしていらっしゃって。
「あぁ、この日を迎えられてよかったなぁ」
私も心から感謝をかみしめる時間でした。
中には、普段オストメイトの方とお仕事で接している看護師の方(WOCナース)もいらっしゃいました。
その方はオストメイトではないそうなのですが、おなかに実際にパウチを貼って参加してくださっていて。
「自分が実際にやってみないと、みんなに勧められないですからね」と装着してきたパウチを颯爽と見せてくださるそのお顔は、ぴっかぴかの笑顔!
湯浴み着で小杉湯のミルク風呂を堪能!
ところで、こちらの浴槽の白いお湯は、小杉湯名物「ミルク風呂」です。
実は、今回のイベント、「せっかくお風呂好きたちが念願のお風呂に!と集まるんだから、”小杉湯さんらしいお風呂”に入ってもらいたいんです」と事前の打ち合わせにて、無理を承知で、小杉湯さんにご相談したんです。
・・・いや、私たちもよくそんなあつかましいお願いをしますよね。
だって、参加者のみなさんに気兼ねなく入っていただけるよう、営業前の時間を貸し切りで開放いただき、十数万の施設利用料がかかってもおかしくありません。にもかかわらず「だれでも銭湯に入れるようになってほしい」という目標を共有しているという理由で、わずか20人程度の参加者からの入浴料だけでイベントにご協力頂いていたんですから。
本当に今回のイベントを一緒に作りあげてくださったみなさんへの感謝の気持ちはずっと忘れられないと思います。
運営から参加まで、ENJOY YUAMIに関わってくださったすべてのみなさん、ありがとうございます。
展示やアメニティ、おみやげにも心をこめて♨
会場では、装具メーカー2社(アルケア、コロプラスト)が、最高のコンビネーションを発揮。みなさん、それぞれ個人として結社にも参加してくださっていて、手際よく入浴アイテムを並べていきます。
無事に、イベント開始時間までにアルケア、コロプラスト2社の入浴アイテムと結社の活動のもう一本の柱の一つ、”デコパウチ”(パウチを思い思いにデコレーションしたもの)が並びました。
番台の脇には、聖隷浜松病院の佐藤純人先生開発のデザインストーマパウチ、小林内科小児科医院の小林稔先生開発のカラフルストマという、2種類のパウチに貼るシールも並びました。
さらに、今回のENJOY YUAMIで協働してくれた、小杉湯の看護師チーム「ふくふく」は、イベント前から脱衣所に掲示板を用意してくださって常連さんたちにも湯浴み着への理解を広げてくれました。
そして、今回は特別に、株式会社ライオン提供のアメニティが小杉湯に並びました。(※ちなみに、小杉湯は普段からアメニティをそろえていて手ぶらでも来られる!ことを大切にしていらっしゃいます)
ライオンのなほさんは、私の小学校からのおさななじみ。今回は社内の自己啓発のための制度を使って、仲間を募り、参加してくれたそうです。
その一人、”hadakara”の香りをつくっている研究員の方が浴場内に自ら製品を並べてくれるという贅沢なシチュエーションにちょっと感慨(ただし実際には浸っている暇はないですよ)。ちなみに参加者のみなさんが使用したあとの湯浴み着の洗濯もライオンチームが担当してくれました。
そして参加したみなさんには、お帰りの際にライオンの”hadakara”に加えて、バスクリンから”日本の名湯”の入浴剤が2包ずつプレゼントされました。
「湯浴み着を着てどの温泉地に行きたいか、想像しながらお風呂に入っていただけたらいいなぁと思いながら選びました。」とのこと。気持ちをこめてプロジェクトに参加してくださっているのが伝わります。
実はこの、バスクリン、”日本の名湯”の製品開発にあたり、長年にわたり、研究員のみなさんが実際に各地の温泉に行って、泉質から温泉の雰囲気までリサーチされているんです。
そのつながりで今後結社の湯あみ着展開にお力を貸していただける可能性も見えてきました。めっちゃくちゃ楽しみです!
衛生面に配慮して作られた湯浴み着の着心地は・・・
最後に、今回完成した湯あみ着ですが、薄くて軽く、さらさらした触り心地。衛生面に最大限の配慮をして製作されています。
こんな風に、ウエストバッグタイプのものをクロスタイプに重ね付けする方も!
胸から下を覆えたり、胴巻きタイプになったり4通りの着方ができるyuami clothに使っている布には、須藤さん曰く、肉眼では見えない穴がいっぱいあいているとのことで、シャワーをかけるとボディソープやシャンプーの泡もさ~~~~~っとあっという間に流れる、流れる、流れる・・・!
絞ってパンパン!っとはたくと水分もかなりが飛んでいくので、「泡切れ水はけ最高♡」となかなか評判でした♨
たくさんの方の声を頂きました♨
参加したみなさんイベント後のアンケートにご協力してくださいました。事務局としては9割以上の方が「参加してとてもよかった」と回答くださったことにほっこり感謝♨
一方で、お1人で参加されて寂しい思いをされたという声や(気づけずごめんなさい)、乳がんの手術をされた方で紐があたると痛い、という声、ウィッグをつけているのでターバンもセットであったらいい、濡れて透けるカラーは柄があったらいいのでは、などなど、貴重なご意見も頂きました。
そして。
何人かの方から「本当は湯あみ着を着なくてもお風呂に入れたら一番いいんですけどね」というお話を伺いました。
本当に。
今回の湯あみ着のプロジェクトを通じて、まずはもっとたくさんの人にオストメイトのことを知ってもらって。さらにその先には様々な事情で肌を露出することに抵抗のある人が、だれでも、湯あみ着を着なくても、当たり前に公共のお風呂を楽しめる社会になっていたらいいなぁと思います。
皆さんの声をこれからじっくりメンバーで検討、適宜ご紹介していきながらもっともっとこのプロジェクトをパワーアップさせていきたいと思います。
ついつい長くなりました。
このあたりで、今回のイベントを機に結社のメンバーに加わってくれた、まみさんにバトンタッチしますよ~!次回は、いよいよ実際に湯あみ着を着て小杉湯のお風呂を楽しんだ方ご自身のリポートですっ!
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✅取材していただいたメディアなど
・NHK首都圏ネットワーク
・共同通信社
・読売新聞
・マイあさ!(管理人が話してきました※7月31日(水)午前7:25放送
2024年8月7日(水)午前7:50配信終了)
✅会場用に制作いただいた、WOCナースマン 永治雄太さんの動画は後日こちらで公開!
結社の活動やこのnoteに記録する内容は、執筆者やメンバー個人のものであり、それぞれの所属する組織とは関係ありません。
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