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3年目ライター、初めて仕事を断る。

9月某日

ライターになって2年2ヶ月目。

私は初めて仕事を断りました。


まあ、断ったと言っても単に「無理です」と言ったわけではなく、他のライターを探して紹介するところまではやりました。

(結局クライアント側で探したライターさんが採用されたようですが)


なんでこんなことを
いちいち記事にしたのか?


実は私、

仕事を断る

ということは、2年以上ライターをやってきた中で一度もなかったんですね。


なぜなら、

断る=次はもうない

だと思っていたから。


「断るだけ」はクライアントを失いかねない


実際にそのクライアントとはそれ以来連絡を取っていません。もしかしたら今後、必要なときにまた連絡はあるかもしれませんが、もしなかったとしても全く驚きません。


仕事を1回でも断るって
本来それくらいのことなのです。


だって、替えなんて
いくらでもいるのだから。


個人的には、フリーランスが仕事を断るのは「もうその人と一緒に仕事をしたくないとき」しかないと思っています。


会社員でもないのに…という方もいるかもしれませんが、一緒に仕事をする意識があれば多少忙しくても全部引き受けるもの。一緒に忙しくなってあげるもの。


そういうものだと思っているから。


多少脳筋かもしれませんが、そういう意識でやってきたからこそ、どんなに忙しくても二つ返事で「やります」と答えてきたし、徹夜になってでも納期を落としたことはありませんでした。


おかげで3ヶ月目くらいからほぼ100%の割合でクライアントが継続またはリピートしてくれていて、いまだに当時からの継続クライアントだけでも月30万円程度の収入になっているくらいです。


これは私が

・絶対に仕事を断らない人
・絶対に納期を落とさない人
・絶対に飛ばない人

として、クライアントの脳にインプットされているから。簡単に言えばこれが「信頼を勝ち取った状態」だと思います。


そして、悪く言えば
「都合のいいライター」でした。


都合のいいライターのまま、安寧に生きる道…


そんな、すべてを自分一人でガンガンさばいてきた都合のいいライターの私が、なぜ先日初めて案件を断る(人を紹介する)に至ったのか。


スケジュール的にはまだ余裕もあったし、できない仕事というわけでもありません。普通に「LP書いて~」という案件でした。


ただ、そのとき少し体調が悪かったので「今回は無理したくないな…」とちょっと弱気になったんですよね。そして最近はオフライン交流会や人に会いに行くことをよくやっているせいか、ふとこう思ったんです。


LP書くの、私より得意なライターさんいっぱいいるしなあ


私、どちらかというとLPを書くのがそんなに得意というわけではなく、noteとかメルマガみたいなコラム系の方が得意なんですよね。今書いているような文章であれば1時間に4,000文字くらい書けます。


でもLP……めっちゃ時間かかる。


書けないわけではないけど、めっちゃ時間かかる。1本5,000文字に最低でも10~20時間くらいかかる。今はAIでかなり短縮できるようになったけど、それでも苦手意識は完全に消えたわけではありません。


というような事情で「LP」と聞いたときに「あ、○○さんとか○○さんの方が上手だし、早いし、クライアントも助かるんじゃないかなあ」と純粋に思ったんですね。


以前なら、「苦手な仕事も、成長のチャンスだから」と受けていたと思います。でも、私が心から情熱を持って取り組める仕事に全力を注ぐ方が、結果的にクライアントにも自分にもプラスになる。そして、他の方に案件を渡せる。


無理に引き受けて、納期に追われてクオリティが下がるより、得意なライターさんに紹介した方がみんなハッピーじゃない?


そう思ったわけです。


ちなみにそのクライアントは紹介で3か月前からチャットワークが繋がっていただけで一度もまだ一緒に仕事をしていなかった、というのも要因の一つ


適材適所


今回の案件は、私が仲介として受けて、中抜きして誰かに外注することもできたと思います。実際Xを見ていても、そうしている人や、そのやり方を推奨しているライターコンサルもいます。


でも、私が間に入るメリットがあるならそうしますが、、、


基本的にライターとクライアントの1対1で完結するような内容なら「紹介」でお繋ぎした方がクリーンじゃないですか?


別にそこでお金を取らなくても、つないだお二方からはきっと感謝されるし「ありがとう貯金」が貯まる。それがいつかお金に換金されて、また私の元に戻ってくるから問題なし。


(紹介料払います!と言ってくれた場合は、素直に甘えています)


中抜きするのってなんか気持ち悪いし、
不要なやつが間に入ったらめんどくさいからね。


というわけで、最近はこの「適材適所」の意識で仕事を選ぶようになってきました。


フリーランスだし、単純にスキキライで仕事やクライアントを選ぶこともできると思います。ですが、そうでなくても、ある仕事のチャンスが振ってきたときに「本当にみんなのためになるのか?」という視点で働けるようになったのは自分なりの成長かな~なんて思っています。


今回のクライアントとはまだその後連絡を取っていませんが、もし次の機会があれば、もっと私に合った案件でまたお声がけいただけるかもしれませんしね。


断る=必ずしもリスクではないんだな…

と学んだ一件なのでした。


ではでは、また明日~


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