上流観名法
上流観名法をご存知でしょうか?
名前の文字を形として観ることで、人がどのような価値観を持ち、どのように行動し、周囲の人とどのような関係を築いていくかのメカニズムを説明するものです。
セミナーを受けて、この観名法を家族や会社の人々に当てはめたところ、多くの点でその人の言動や価値観と名前の形が合致していて、これは本物だと感じましたのでレポートします。
文字を形として見る
①まるい形はやわらかいイメージ。インプットを柔らかく受け止めます
まろやかでもあり八方美人のイメージ
②三角形はインプットを左右に受け流します。
トゲがあるとも取れますし、別の意味で信頼性があるとも取れます
③四角形はインプットを硬さと安定性で受け止めます。
重厚でもあるし、見方によっては面白みがないとも受け取れます。
形で見ていくことに良い悪いはありません。(プラス面もあればマイナス面もあります)
名前の6つの形分け
名前を縦書きにして中心軸と文字との配置によって6パターンに形分けをします。名前の一例と6つの形は下のようになります。それぞれの形には名前がつけられており、その形の名前を持つ人の価値観や人との接し方を表しています。
攻撃の形
主張、やりたい願望が先にある
興味あるのはどんどんやる。ないものはさっと受け流す
上からは何を考えているか見えづらい。下からは見られやすい
受け身の形
情報を受け入れてから行動する
上から可愛がられる。下の人には結果だけ言う。教育しやすい。
直情の形
やると決めたらやる(そうでなければやらない)
愚直で融通は効かない。人とぶつかることもある。
受け入れの形
主張がない。なんでも受け入れる。そして受け流す。
末っ子の受け入れの形は素直でかわいがられる
かけ形
バランス型。上にも下にもうまく立ち回る。
二面性はあって半分は見えない
菱形
殻を作るが、許せる相手には間口を広げる
集中してしまうと周りをシャットアウト。女性に多い形
あなたの家族や友達、職場の人たちによく当てはまると思います。「あの人はどうしてああなんだろう?」という疑問に腑に落ちる説明がつくとそれだけで悩みも少なくなります。
人との接し方の基本
上流観名法ではそれぞれのタイプ同士の接し方(ぶつかり方)も説明されています。
A: 上に角がある<攻撃の形、直情の形、菱形>は自己主張があります。
B: 上に開いている<受け身の形、受け入れの形、かけ形>は情報を取ってから動きたいタイプです。
AからBはぐずぐずしているように見えることがあり、BからAはせっかちに見えることがあります。
会社の上下関係に見る6つの形
会社の人間関係の問題も尽きません。あの人とあの人は馬が合わないという状況は多々あります。私の職場でもぶつかる関係があり悩んでもきましたが、それはまさにこの観名法で説明される通りの組み合わせパターンでした。以下に一例を書きます。
当事者を含めグループ全体でこういった知識を共有することで職場の人間関係を良好にすることができます。その人の価値観や行動スタイルが理解できればその人にあった接し方(指示の仕方、褒め方、叱り方など)があります。企業でも上流観名法の社内セミナーを開催しているところがあるようです。この上下のつながりと関係性は、家庭内の親子関係にも当てはめることができて、家族関係を良好にすることにも活用できます。
悩みごとの3割は無知によるものです。知らないから悩むのです。特に他人が何を考えているかわからないのが悩みの種になりますが、上流観名法である程度はスタイルを知ることができます。
私は仕事で名刺をもらったら名前の形からその人のタイプを観るようになりました。
観名の基本
名前の上部は考え、下部は行動。左側が内面を、右側が外面(アウトプット)を表します。観名パターンの基本的なところを見ていきましょう。
名前は考え+行動で表される
二文字名は、考えて→行動
三文字名は、考えて、もう一度チェックして、行動
画数が多ければそのステップは複雑になる
線字はアンテナ。 十、代、義、涼
情報を取る、感情を出す、周囲に気を配る、外圧に弱い
閉じた形は囲い。 国、口、正、夕、里
アンテナがなくマイペース。外圧に強いガード形
日は二極化発想(好き、嫌い)
目はグレーゾーン発想(やる、やらない、わからない)
田は喜怒哀楽でいろいろ考えるタイプ
底面の接地に見る分類
志、郎、翔、真、将 まぁいいかタイプ
正、昌、国、巨、きっちりさせたいタイプ
また自分の名前を書く時に線が伸びたり払いやハネが大きくなったり力が入ったりと特徴が出る部分があると思います。それが考えや行動、内面や外面の自分の特徴につながります。例えば左側へ伸びる線が大きく伸びれば「こうやりたい」の内面的な思いの強さが出ていることになります。
まとめ
上流観名法(のぼかん)の触り部分を紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。この観名法は本物で人間学を追求する上では必須の智慧だと思っています。
私はセミナーを受けて少し勉強した程度で講師をする立場でも上流観名法を紹介する立場でもありません。上流観名法について詳しく知りたい方はインターネットで検索されるとセミナー情報など見つかると思います。
個人相談やセミナーや講師養成講座や企業への派遣などいろいろな活動がされているようですが、不思議とまだ書籍化されたものがないようです。
私ももっと深掘りで勉強してみようかと思っています。