世界のゴルフ動向 その16
1.タイガー、ぶっつけ本番のマスターズ出場濃厚か
タイガーはひょっとすると、ぶっつけ本番でマスターズを迎えるかもしれません。
アメリカ東部時間3月8日の午後5時、来週のプレーヤーズ選手権に出場する選手が発表され、そこにタイガーの名前がありませんでした。
今週のアーノルド・パーマーインビテーショナルかプレーヤーズ選手権に出場し、実戦感覚をつかみつつ来月のマスターズに出場するプランがあったと思われましたが、実現しませんでした。
比較的平坦な土地であるフロリダで、残りバルスパー選手権が行われますが、果たしてここに出場するかどうか。
テキサスならば土地の高低差が大きくなるため、足に負担がかかりやすいので、試合出場”月イチ”ペースが保ちにくくなるのも懸念されます。
今度、タイガーの動向に注目が集まります。
2.小平智、DPワールドツアーに方向転換
今週、今年初のレギュラーツアー・プエルトリコオープンに出場し、2日間でコースを去る小平智。
過去の優勝者としてPGAツアーには出場できるものの、出場順位が下位なためなかなか出ることができません。
昨年のQスクールを受け出場順位を上げようとしたものの、上位5選手に入ることができず下部のコンフェリーツアーに出場することとなりました。
しかしここでも結果は残せず、出場順位をシャッフルすることとなれば更に試合出場もかなわなくなる現状。
そこで昨年のフェデックスカップ126~200位に与えらえる、DPワールドツアー出場権を得るためメンバー登録を行いました。
再来週からはDPワールドツアーがアジアシリーズに入り、シンガポールやインド、韓国を巡り来月末には日本で開催されます。
今年から始まる、ポルシェ・シンガポールクラシックにエントリーしたことが8日判明。ここからPGAツアー復帰に向けた戦いが始まります。
これまでアメリカ本土をベースにした移動も、今度はアジアやヨーロッパ各国を巡る移動になり、過酷になることは間違いありませんが、これまでの戦いをベースに、更に新しい”スパイス”を見つけてほしいと考えます。
そしてこれまで小平が培ってきた経験を、星野陸也や中島啓太などに伝えていき、後進の指導にも期待したいです。