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世界のゴルフ動向 その43


1.男女世界ランク上位15選手の平均年齢

 男女ゴルフの世界ランキング、上位15選手の年齢を調べてみました。

〇男子

スコッティ・シェフラー (28)
ロリー・マキロイ    (35)
ザンダー・シャフリー  (30)
ルドビグ・オーベリ   (24)
ウィンダム・クラーク  (30)
ビクトル・ホブランド  (26)
コリン・モリカワ    (27)
パトリック・キャントレー(32)
ブライソン・デシャンボー(30)
ジョン・ラーム     (29)
ブライアン・ハーマン  (37)
トミー・フリートウッド (33)
松山英樹        (32)
サティス・ティーガラ  (26)
マックス・ホマ     (33)
平均 30歳

 一昔前ならば40代の選手が世界ランク上位に名を連ねた時期もありましたが、昨今若い選手達が実績をあげてきていることから、平均年齢もそれに呼応し低年齢化が進んできました。
 35歳を超えた選手がマキロイ、ハーマンのみというのも時代の流れと言うべきでしょうか。
 オーベリなど”アンダー25”の選手達がここに入ることになれば、低年齢化は更に加速すること間違いなしです。

〇女子

ネリー・コルダ      (25)
リリア・ヴ        (26)
コ・ジンヨン       (28)
イン・ルオニン      (21)
エイミー・ヤン      (34)
セリーヌ・ブティエ    (30)
ハンナ・グリーン     (28)
チャーリー・ハル     (28)
ローズ・チャン      (21)
笹生優花         (23)
ミンジー・リー      (28)
アタヤ・ティティクル   (21)
キム・ヒョージュ     (28)
ブルック・M・ヘンダーソン(26)
リン・シユ        (28)
平均 26歳

 男子に先駆け低年齢化が進んできた女子ですが、こちらはその流れがいったん落ち着いた印象があります。
 鳴り物入りのチャンがいるものの、こちらは一昔前は若くて強い選手勢が一大勢力となりLPGAツアーを席巻。
 リディア・コ、レクシー・トンプソン、チョン・インジ、ハナ・ジャン、そしてモリヤとアリヤのジュタヌガーン姉妹達を含む20代前半の選手が主力となったため、世界ランク上位選手の平均年齢も20代前半が当たり前の世界観でした。
 しかし主力選手達の加齢が、平均年齢を押し上げる結果となりました。

2.PGAツアー未勝利の選手による、生涯獲得賞金ランキング(1000万ドル超え)

 スコッティ・シェフラーが、PGAツアーの生涯獲得賞金額が7000万ドルを超えたニュースがありました。
 ここ最近PGAツアーの1試合あたりの賞金額が高騰し、メジャーやシグネチャーイベントの優勝賞金が400万ドル(約6億5000万円)前後は当たり前になりつつあります。
 タイガーの生涯獲得賞金が約1億2000万ドルなので、2〜3年続ければシェフラーがタイガーを”越える”こともあり得そうな現状です。

 さて賞金額が大きくなったということは、当然優勝以外の選手にも大きく賞金が入ることは事実のこと。
 そこでPGAツアー未勝利で、生涯獲得賞金が1000万ドルを超えた選手を対象にしたランクを下記に示します。

トミー・フリートウッド  2390万ドル
アン・ビョンフン     1810万ドル
キャメロン・トリンガーレ 1730万ドル
デニー・マッカーシー   1630万ドル
キャメロン・ヤング    1560万ドル
アレックス・ノレン    1500万ドル
パトリック・ロジャース  1470万ドル
ブライアン・デービス   1330万ドル
ブライニー・ベアード   1320万ドル
ジェフ・オバートン    1270万ドル
ブレンドン・デヨング   1150万ドル
グラハム・デラエ     1120万ドル
ブリュー・ホスラー    1110万ドル
ブレッド・クイグリー   1100万ドル
ハロルド・バーナーⅢ   1060万ドル
デビッド・ハーン     1000万ドル
チャーリー・ウィ     1000万ドル

 メジャーでもトップ10に入る活躍、DPワールドツアーも7勝を挙げているフリートウッドが2000万ドルを超え、若手のヤング、マッカーシーなども1500万ドルを超えています。
 賞金額高騰の恩恵を受けてはいるもの、やはりこの世界ではPGAツアー優勝は大変名誉のある、何よりも代えがたいものであることは事実。
 いい加減、その”勲章”を一日でも早く返上したいところでしょう。

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