極楽試写会(番外編):岩波ホール
今日2022年7月29日
岩波ホールが50余年の幕を閉じる。
昨日、たまたま、神保町に行く用事があったので見納めにと外観を写真におさめてきた。
40数年前の学生の頃には何だか敷居が高い映画館だったが
大人になってから、良い作品に誘われて何度か足を運んだ思い出の場所。
このブログでも紹介した作品も上映されている。
単館系の先駆けとして始まり、選び抜かれて上映される作品の質の高は
・・・少々高すぎて難しすぎるときもありましたが・・・素晴らしいものだった。
山田洋次監督が
先日の新聞インタビューで
「知的なインテリが集まる場所」と評していて
閉館に関しては、場所自体は残るので、今後公的支援で復活を望む旨も語っていた。
まったくその通りだと思う。
日本の文化支援、
新しいカルチャーへのクールジャパンや、
古典芸能への文化庁等の支援も良いが
こうした国の内外を問わず知的文化紹介、啓蒙を支援することも重要だと思うんだけどなぁ。
そうそう、
昨今流行りの言葉「AI」は改めて
1950年代に学者たちが使いはいじめた
artifical(人工)のintelligence(知能)の略であるとの事。
そこで思った!
intelligenceとは「知能」の意味のほかに「知性」もある。
「人工的な知性」もこれからの時代にはさらに大切になるのではないかと、
で、それが岩波で上映されてきた映画では。
だから「知性が集まる場所」こうした映画が醸成される場所って大事!
・・・intelligenceには「諜報」という意味もあるが、ここではそっちはジェームス・ボンドに任せておいて・・・