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グルメ!推し活!聖地巡礼!!---中部ぐるっと北陸・東海道旅

みなさんこんにちは!苛性ソーダです。

今回はライブ遠征のついでに福井・滋賀・静岡をふらふら旅してきたのでそちらの様子をお届けいたします。

限界すぎる朝

始発待ち

朝5:30ごろ東京駅に到着、乗る予定の新幹線を待ちます。
実は前日まで沖縄にいまして…
夜遅くに帰ってきて次の日朝から始発とかいう無茶苦茶旅程を遂行しています笑

かがやき501号

無事に始発の北陸新幹線に乗れました。
昨日の今日でもう眠気が限界すぎて、大宮着く前に気絶…
気づいたら長野でした笑

越前たけふ駅

ゆらゆら揺られること3時間半、越前たけふ駅に到着です!
金沢から先は初めて乗りましたね、福井まで一本で来れるなんてすごい…

ここで先にライブに参加していた母と合流。

おろしそば

越前たけふ駅には道の駅も併設されているのでご飯にします。
越前おろしそばとってもおいしかったです!
麺が平打ちなので薬味がよく絡む。

気が狂うくらい楽しめ!

サンドーム福井

今回はミュージカル刀剣乱舞 乱舞音曲祭 祝玖寿の福井公演のためにやってきました。
席がすごく良くて色んな男士が目の前に……!!

ありがとう!

こちらに詳細は記しませんが、とっっっっても最高でした!気が狂いました!()
なかなか大変なスケジュールだったけど福井まで来て本当によかった。
次は千葉公演までおあずけかぁ…

名残惜しいですが、本日の宿に向けて福井を出発。
また今度ゆっくり観光したいなー。

近江国へ

賤ヶ岳SA

福井から北陸道をどんどん進み、滋賀県の賤ヶ岳SAにやってきました。

伊吹牛乳

伊吹牛乳なるものをゲット。
地元メーカーの牛乳は絶対飲んでる笑

木之本ICで降りおりると見たことある地名が。
そう、実はここ私の好きな小説「湖の琴(著:水上勉)」の舞台の地です。
余呉、木之本など話に出てきた地名がたくさん標識に書いてあってテンションがあがる!笑

この地は琴や三味線に使われる糸の名産地。
京都のお隣ということもあり重宝されたらしいです。

余呉に大音、西山の二村あり。
古くから繭をとり、糸をつむぎて、之を絃糸となす。
国じゅうの琴糸、琵琶糸、三味線糸の大半を生産せり。
大音糸、西山糸と名づくるは之なり。

湖北風土記

琵琶湖と余呉湖の間にある本之木というところのお宿、想古亭源内さんへ到着。
地元の食材を使った料理が有名だそうです、楽しみ!

入り口にはこんなものが。
ここは大音という地区で、先ほどの大音糸を作っていたところ。
早速その歴史を感じます。

投宿

想古亭 源内

駐車場から階段を登った高いところに宿があるようです。

無事投宿。
歴史ある建物で、冬は雪が降って寒いんだろうなとわかる造りになっていました。

抹茶と手作りの羊羹を出して頂きました!
どうやらこの日の宿泊者は私たちだけのよう、嬉しい…

離れの部屋に一泊します。
どんぐりが屋根に落ちる音が部屋に響く笑

茶室がある!?すげっ…
昭和初期にタイムスリップしたような気分!でも水回りは綺麗で大分ちょうどいい感じ笑

夕飯まで時間があるので先にお風呂へ。

人工温泉ではありますがお湯が柔らかくて気持ち良い。
何よりこの広いお風呂に貸切で入れるのが最高ですね、木の香りに癒されます…

お風呂でゆっくりしたところで待ちに待った夕飯の時間!


湖食

鰻の卵巻き、琵琶小海老豆、モロコの飴煮に赤蒟蒻と鰻の肝。
食べたことがないものばかりで新鮮!
今回はお酒は飲まなかったけどとても合いそうなラインナップ。
どれも美味すぎる…

琵琶鱒と鰻の寿司。
琴の器がかわいい〜

お次はお造り。
琵琶鱒、鯉、鰻。
全て琵琶湖の魚たちですね、すごい!
鯉は食べやすく造ってある。
鰻は湯引きで味噌だれが合いすぎる!
琵琶鱒は油がちょうどいい。

こちらは鰻の柳川鍋。
出汁が滲みててうまい〜!
前菜にもありましたけど鰻は卵が合いますね。
骨も少なくて口当たりが良いです。

琵琶鱒メインの一品。
これ本当においしかった…
卵も上手くつけてあって、脂っこすぎず身と一緒に食べると絶品です。

こちらは鯉の唐揚げとモロコの南蛮漬け。
鯉の唐揚げはふわふわ、この食べ方が一番美味しいかも!
モロコも小魚なのに身がしっかりしてる。

ご飯も美味しい、新米かな?
鯉のお味噌汁初めて食べた…
ふりかけも手作り、すごい。

デザートはプリン!
とっても濃厚で舌触りが良いです。

ご主人が料理されてるとのことですが、とてもレベルが高いなと思います。
何より地元の食材を知り尽くしているからこそできる料理ばかりだと感じました!

ここで湖の琴を読み返してみると、こんな一節がありました。

「源八」の主人もよばれた。
田舎の宿であるから、前述したように、食事は琵琶湖のモロコ、余呉の鯉、鮒ずしなどのほかに、山芋、ゴボウ、里芋類の山菜煮つけぐらいしかない。

湖の琴・水上勉

先ほど食べたものが出てきていました。
話に出てくる料理屋旅館は「源八」、いま泊まってるここは「源内」。
偶然なのでしょうか…
さらに読み進めると

「源八」は、大音村のはずれにある古い郷社のわきから、山道を少しのぼりつめた地点にあった。
(中略)
山の中腹に、かなりな枝ぶりの女松や、椎の木に囲まれて建っていた。離れ形式の座敷も設けられ、そこで、宴会やら、宿泊が出来るようになっている。

湖の琴・水上勉

……どう考えてもこの旅館だな!?!?
水上勉はここに泊まって執筆したのでしょうか。

翌日。楽しい旅も今日で終わり。

ラストもしっかり楽しむためにまずは朝ごはん!

お米が本当に美味しくて。
そしてそれに合うものばかり!

名残惜しいですが、今日中に家に帰らなきゃならないので早めに出発です。

湖の琴

伊香具神社

こちらは宿のお隣にある伊香具神社。
湖北随一の歴史深い神社です。
この独特な鳥居は伊香具式鳥居というらしい!

余呉湖

少し車を走らせ、余呉湖にやってきました。
湖の琴、クライマックスの地です。

水上勉はこの余呉湖について以下の様に書いています。

滋賀の湖といえば、誰もが琵琶湖を連想するから、北の山一つへだてた裏側に、ひっそりして在るこの湖のことを気にとめる人は少ない。
(中略)
余呉の湖は四囲がすべて山であった。
南から賤ケ岳、大岩山、赤子山、行市山と、そんなに高くはないが、黒襞をみせた山々が重なりあって湖をとりまいていた。
とくに、賤ケ岳側は、嶮しく切りたって落ちこんでいて、波一つない鏡面のような湖面は、山影をうつして蒼光りしていた

湖の琴・水上勉

まさにこの通りだと思いました。
とにかく湖面が静かで波一つありません。
山に囲まれて暗いところでした。

琵琶湖

道中琵琶湖も寄りましたが、やはり余呉湖とはまったく違いますね。
サイズはもちろんこの天気でも明るいし開けています。

そこそこな時間になってきたので、高速に乗り込みます。
滋賀県、またゆっくり旅行したい!

帰路

木之本から南下し、米原で北陸道は終了。
東名(名神)に入ります!

岐阜県に入るとまずは関ヶ原。
天下分け目の大戦!有名な所ですね!!
関ヶ原も今度ゆっくり回りたい…

養老SA

養老SAで一息。
この推し方よ、歴史好きにはたまらん仕様となっております!!笑

ここで綾戸プリンをゲット。
普通に吸って食べるんですが、マヨネーズ直で口に入れてる様子のおかしい人みたいになった…笑

さらに東へ進み、愛知県を通過。
静岡県に入ります!

浜松SA

浜松SAでお昼ごはん。
浜松餃子ずっと食べたかったので満足。

勝利の凱歌

浜松SAからそのままスマートインターで街に降りて山道をしばらく進んでいきます。

車を止めてさらに山道を歩くと…

方広寺

見えました!
ずっと来てみたかった方広寺です!!

そうここは福井でも現地参戦した、ミュージカル刀剣乱舞「勝利の凱歌」のMVロケ地なんです!!

すげー!!本物だ!!!!!!

6人が歌って踊ってたところを歩けるとは…感激!

ピアノが置いてあり音楽を奉納できるようになっています、珍しい。
せっかくなので劇中歌の「かざくるま」と「瑠璃色の空」を弾いて奉納しました。
ピアノ弾けて良かった。

ロケ地なのもそうなんですが、とても静かで、風が気持ち良くてゆったりできました。
心が落ち着く所です。

道中は小川と葉擦れの音、鳥の声しか聞こえなくてすごく癒される。
ここも撮影で使われてました。

途中サワガニも発見。笑
みんな自由気ままに探していてなんかいいところだな〜って思いました。

さて、ゆっくり出来たところで本格的に家へ向けて走ります。

そのまま新東名をひたすら東に進みます。
120km制限なので早い早い。

遠州森町PA

遠州森町PAの静岡茶アイス。
お茶の風味がとても良いし甘すぎなくて美味しい!

駿河湾沼津SA

さらにひたすら走り遠江から駿河へ突入!
小腹が空いたので駿河湾沼津SAでご飯にします。
天気が良くて伊豆半島が綺麗に見えるー!

しらす、桜エビ、マグロの3色丼を注文。
めちゃくちゃ美味かった、5分くらいで吸引。
駿河湾といえばシラスと桜エビだよねっ!

そんなこんなで神奈川・東京と通過して、家まで無事戻ってきました。
560kmの長旅終了です!


終わりに

如何でしたでしょうか。
目的は刀ミュのライブだったんですが、せっかく福井まで行ったので他もたくさん楽しんで帰ってきました!
みなさんもぜひ好きな小説・MVの聖地巡礼してみて下さいねー!!
以上、苛性ソーダがお送りいたしました!

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