猫の日に、本と音楽と紅茶。
手が冷たすぎて、この文字を打つ動作が少しぎこちない。Amazon Music で良さげなジャズたちを聴きながら、現実逃避中。さっきまで、中村倫也さんの『THE やんごとなき雑談』を読みながら、紅茶を半分飲んで、お湯を注ぎ足して、また飲んで、あーもう面倒だなってなりまして、全部飲みきってしまった。ロシアの飲み方らしいんだけど、カフェイン取りすぎずに紅茶飲み放題できるからさ、めちゃくちゃ良い。考えた人、このやり方を教えてくれたEテレの番組に感謝せねば。
有名な人に「さん」を付けるから、変な感じだけど、中村さんのエッセイ本、なぜか買ってから書き下ろしエッセイだけ読んで、その後を読んでいない。この本だけじゃなくて、表紙買いした小説、もう1回観たかったドラマのDVD、星野源さんの10周年記念のアルバムたち、祖父母に借りた本たち、すべて、まだ開封やら、ぱらぱらやらしただけで、読んだり観たりしていない。なんか、まだ読めない!この楽しみをとっておきたいとか思って、忘れて、思い出して、読もう観ようって思うと、今日は無理だってなってしまい……。あーやっと読めた。まだ半分だけど。誰かの文章って楽しい。発見がある。人間って、わりと、面白いって思う。そう思える。
本を読むことが、スマホでスクロールするようになってから難しくなり、得意だった「ちょい速読」というスキルをどこかにやってしまった。それから、どうにかならないか調べていたと思われるときに、スマホで文章を読むときに、画面を動かすのを止めてから読むと良いと、受験勉強の時に読んだ英文で知った。確か、何かの論文だったのか、いや、その参考書の先生の考えか。その時だけ、一所懸命に訳した。何か、役立ちそうな文章だったから。
まあ、なんとか、本を少しずつ読んで、同じところを2回ぐらい読むという症状になるまでに回復。それから、本を読む習慣をつけようと、電車の往復4時間を使って読んでいたけど、「電車に乗っている間だけ」と決めたのが良くなかったのか、家にいることが多い今、雑音の中でしか読めなくなった。音楽をかけたり、テレビの中で誰かが熱く語っていたり、とにかく、静かではない場所でしか本が進まない。静かな場所で読むと、物語が、何度もループして、2ページ止まりなのだ。いや、9ページだった。9ページ止まりなのだ。だからね、今日も、人間味あふれるエッセイを読みながら音楽を聴いていたのさ。たまに、すごく好みな曲が流れて、本の時を止めてしまい、あまり読めなかったけど、また明日とか明後日とか、いつかの楽しみができたから、まあいいよ。まあいっかだよ。
そういえば、今日は猫の日。うちの猫さんにも教えてあげよう。あと、一緒に暮らしてくれているお礼に、もっと撫でる練習をして、よだれをダラダラさせてもらわねば。
さて、タイトルどうしよう。