[アトピー性皮膚炎]治療歴と効果のあった治療方法の知見と体験談 2004年から
・2004年 治療再開
https://kkviewer.themedia.jp/posts/2775539/
治療再開するにあたってWebで調べてアトピー治療に定評のある国立相模原病院を受診することにしました。ここの先生は良心的で丁寧に診察してくれました。
通院を再開してみてわかったのが、やはり時代は変わっておらず保湿剤と少量のステロイド塗り薬を慢性的に使用し、悪化すれば食事制限するという治療方針でした。
今まで受診してきた中でも国立相模原病院の先生は理解があって、痛みがあるときは帯状疱疹から来る潜伏ヘルペスウイルスによる神経への攻撃だからと説明してくれて早めに抗ウイルス薬バラアシクロビル(バルトレックス)を処方してくれたことでした。
その後数か月はヘルペスを対象にした治療とアトピーの症状コントロールにより症状はかなり安定していました。朝起きるときの痛みと疲れた時の発疹、かゆみ、痛みのそれぞれがアシクロビルによって改善しました。ここまではヘルペスに対する寛解と言えるものでした。
しかし、アトピー自体は治らず、かゆみと引っ掻き傷、出血、かさぶた、じゅくじゅく、浸出液の状態は続いていました。リンパ腺が腫れた症状の細菌感染症の時にもらうセファム系抗生物質(フルモックス)をじゅくじゅくの症状が出て悪化している時に服用して症状をコントロールしていました。これにより細菌感染由来の皮膚傷の悪化はコントロールできるようにしていました。
抗生物質が手元にない時は消炎症効果のあるイブプロフェンが含まれる風邪薬を薬局で購入し耐えていました。痛み止めのロキソニンと使い分けて改善するのをただ待つという状態が長く続きました。しかし、これは‘耐える’と言う表現が正しいです。
それからは3分診療の通院で塗りステロイド薬をもらうだけという日々が5年続きました。 広告のキャッチコピーを信頼して、腸内細菌を善玉菌にするというビフィズス菌錠剤をサプリメントとして服用しました。1か月続けてみましたがこれは全く改善の効果がなかったです。カルピスを錠剤にしたような味がしました。
また、民間療法では酢と塩水が効くという湯船にスーパーで購入した食用塩丸一袋を入れて入浴しました。初期は効果があり、傷口に表在している黄色ブドウ球菌には酢を薄めた入浴は効果があるようでこの療法でじゅくじゅく感が少なくなり浸出液が止まらないという症状はかなり改善しました。しかし、継続していくと次第に2日位で元に戻り効果が薄れてきました。
他にもwebで木酢液が良いと調べて湯船に薄めて入浴することも試しました。これも最初は少し効果があるような気がしましたが、それは酸性度が強いため表皮を削っており、入浴後に薄くなった皮膚ではさらに悪化するという結果でした。
同じく、消毒目的で次亜塩素酸ナトリウムのハイター風呂が良いという情報をWebで入手したので早速試してみました。ハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは漂白に使われる強力な薬剤です。浴槽に少量を混ぜて入浴していましたが、木酢液の時とほぼ同じ効果しかありませんでした。一過性で入浴したその晩はかゆみが収まるのですが朝にはかゆみがリバウンドして悪化するという繰り返しでした。ただし、じゅゅくじゅくした傷のところにはハイターの効果はてき面でブドウ球菌などが除菌されて赤みだけが残るといった具合なのですが、毎日ハイター風呂にはいると皮膚が徐々に薄くなりさらに悪化するという結末でした。
このように様々な療法を試しましたがアトピーの症状からくる 赤ら顔や粉吹き顔、体は白癬化し、関節の裏は湿疹とかゆみ、フケと頭皮湿疹には改善が見られず、かゆいと毛を抜く習慣がついてしまい脱毛によって眉毛が無くなっていきました。
特に日焼け後の悪化が顕著で皮下でむくみ、浮腫状態になって、むくみとかゆみを取るために皮膚に針で穴を空けて血を抜くということを3週間前まで続けていました。
ヘルペスをアシクロビルで退治した後も浮腫が激しく、死んだ白血球が皮下に貯まっているのだと思い込んで針で穴を空けて血を抜いていました。
傷ができると当然感染症になることがありその時は抗生剤を服用していました。
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