AIイラストについて考える。
AIイラストについて考えた。
AIイラストには呪文がある。
呪文を唱えると、絵が生成される。
呪文とは、プロンプトのことで、入力すると、絵が作られる。
多くの、AIで絵を生成する人たちを術士という。
術士の人たちは、絵をせっせと、AIに生成してもらっている。
法典のようなものまで、あって、どういう呪文だと、どれくらいの確率で、どういった絵が生成されるのかと言ったことがまとめられている書物まである始末だ。
あたしは、ノベルAIを使ったことがない。
金がかかるからだ。
といっても、一カ月1400円~で、事足りる。
ノベルAIは楽しそうだと思う。
stable diffusionとか、midjourney、DELLAE2、dreamAIは、使ったことがある。
無料だし、やってみようと、思ってしたのだ。
呪文をネットで調べて、よさげなのを、入力して、絵を生成した。
数秒で、絵ができた。
はやっ”!と思ったけれど、ま、出来は、いまいちだった。
上手な人のをみると、綺麗に出来ているものだが、思い通りに生成するのは難しかった。
ノベルAIだと、きっと、もっと、いい絵が生成できるのだろうと、思った。
TwitterとかpixivでノベルAIの絵をみていると、思う。
簡単なイラストを数千円単位で描いて、納品する仕事は、減るだろうなあと。
今は、まだ、普及していないから、いいかも知れないが、少し先の未来、誰もがAIを使うようになって、絵なんて、数秒で生成できるようになるのだろう。
描こうと思うと、数日とか、数週間かかるイラストも、秒で出来てしまうのだ。
逆に、今、AIを使った絵で、秒で作ったイラストを、納品すると、楽に稼げるかも知れなかった。
あまり、いい商売だとは言えないが、AI絵のことをよくわかっていない人が多い、今の時代は、わからない人相手に、絵を安くで描きますと言っておいて、AIに秒で生成させて、大量に納品すればいいのである。
厭なことを考えてしまった。
絵は心を込めて描くもの。
頭が痛い。
歓迎すべきことだ。
AIは、楽に、創作ができるようにしてくれる。
今は過渡期なのだろう。
僕自身も、AIを使うようになっていくには違いない。
絵を描くのは楽しい。
AIに呪文生成して貰うのも、楽でいいが、描くのも楽しいのだ。
下手でも、練習して上手くなっていくのが楽しいし、絵が好きだ。
もっと、上手くなりたいと思う。
近い将来、AIが、創作はなんでも、楽にサポートしてくれるようになったとしても、僕は、絵を描くのだ。
だって、絵が好きだから。
理由なんて、いらない。
絵は、描きたいから描くのだ。
AIに呪文で絵を作らせるにしても、元の絵を描いている人たちへの敬意を忘れてはいけない。
かってに他人の絵をAIに読み込ませて、加工させて、自分の作品のように投稿するのである。
あまりに、酷くないだろうか。
けれど、きっと、誰の絵かなんてわからない。
もう、誰のものでもなくて、AIに生成させたものになるのだろうと思う。
だから、AIなしで、絵を描く人への尊敬も必要なのではないだろうかと思った。
絵描きをバカにしてはいけない。
AIで数秒で描けるじゃないか、時間の無駄だよ。としてはダメなのだ。
描きたい人だっている。
上手くなりたいのだ。いい絵が描きたいのだ。
AIも人も、感動したいだけなのだ。
どうか、心を傷つけるような使い方はしないでほしい。
AIに絵を生成させる魔法使いも、じぶんの手で描く絵描きも、手を取り合って、争いなく、いい方向に進んでいければいいなあと思った。
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追記 2022年12月17日
danbooruというサイトをしているだうか。
今は、もう運営停止しているが、タグでイラストを管理できたサイトだ。
pixivだとか、twitterの絵が、多く無断転載されていたところだ。
ノベルAIは、danbooruの絵を500万枚ほど食わせて、深層学習させた為に、素晴らしいイラスト生成に成功したわけだが、まあ、あまりいいことでない。
無断転載の画像だし、殆ど無許可で、勝ってに学習させているわけだから、かなりブラックだろう。
ノベルAIは、他人の絵を無断で喰わせて強くしたAIで、商売をしようって話だから、一部の人たちから、反感を買っていた。
ゆえに、リークされてしまったのだ。
リークされた結果、元素法典と言われるプロンプトが発見されたし、リーク版ノベルAIは無料で使えるのだ。
waifu diffusionというのも、まあ、無料で使えるわけだが、danbooruから学習させている。
けれど、オープンソースで無料で使えるのだ。
NVIDIAのグラボがあれば、ローカル環境で動かせるし、なくても、googlecolabを使えば、無料である。
さようにして、まあ、高精度なイラストを作るAIがオープンソース化したのである。
知らんけど。