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日記(2024/11/15)

料理をしたくないとき、我々はじつは、料理をしたくないのではない。料理をするためにもとめられる、料理以外のあらゆることをしたくないのである。

みなさんは、この言葉をご存知だろうか。そう、私の言葉である。

自炊大好き期と自炊イヤイヤ期を交互にくりかえす私は、今日も相変わらず、後者にその位置を占めている。めんどくさすぎる。でもコンビニご飯が美味しくなさすぎるので、ちょっと本気で前者に移行したくなってきた。そのとき天から授かった言葉が上のもの。

料理をするために必要なことは、料理についてやる気を出すことではない。料理本を読んだり、調理器具を新調したり、普段よりもよい食材を用意することでもない。そうではなく、たとえば「キッチンのマットの毛並みを少し整えてみる」とか「ちょっとだけついているフライパンの錆を落としておく」とか「洗い物の水温を少し上げてみる」とか、そういうことが必要なのである。料理そのものに対する大胆な解決ではなく、料理を取り巻くあらゆるものに対する微妙な手ごころ。こういうところを大切にすること。

ということをうっすらと念頭におきつつ、今日の夜投稿されるであろうこの日記を書いてみた。毎日深夜にしか投稿しないので、たまにはゴールデンタイムに予約投稿でもしてみようと思い立ったため(と思ったら、どうやらプレミアムでないとできないらしい。ぴえん通り越してぱおん)。

さて、昼ごはんはココスにしようかな。

夜、散歩中に月を見上げながら、月から歌が降って来た。よい夜。

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