【ニブセキの息子】いとしさと もどかしさと 力強さと
ちらっと書いたけれど、息子2歳はまだ歩けないし、立てない。もっといえば、自分だけで立ったり歩いたりできるようになるかは、わからない。
息子は今、昼用と夜用に別々の装具を付けて一日を過ごしている。具体的には、足首より先の部分に上手に力を入れることが難しいので、樹脂製の靴のようなものをはいて、立位や歩行を促すのだ。ちゃんと比較していないけれど、息子は同じ年齢の子に比べ、膝より下が細いと思う。
つかまり立ちや伝い歩きは喜んでするけれど、これが片手になったとたん、怖くなるようで、「こわい」と言ったり、その場にしゃがんだりする。
脳外科と整形外科の先生には、まだまだ伸びしろがあると言われている。力を伸ばしてあげたいと思って、つい片手だけの手つなぎをしたくなるのだが、それが逆効果になることもあるらしい。
週に一回、息子が通う療育施設の理学療法士さんが妻に伝えた言葉。「無理にさせないで、できることを、こわがらないようにしたほうがいいかな」。
そうそう、こっちでやらせすぎない方がいいんだよね。好奇心から行動に移せるのが一番いい。これって、これから先もそうで、勉強も運動もきっとそうなんだろう。でも、つい、もどかしくなってしまって、手を出したくなってしまう。
そんなことを考えていた時期くらいだろうか、息子がよく股のぞきをするようになった。理学療法士の先生いわく、いい兆しだと。ゆっくりではあるけれど、力強く成長はしているようだ。
とはいえ、将来のことは誰にも分からない。焦らずに、見守ろう。立てなくても、歩けなくても、いとしさは変わらないし、この子が能力を発揮できる場面は必ずあるはずだ。
そうこうしている間に、保育園や幼稚園のことも、ぼちぼち考えないといけないんだけど…