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【ニブセキの息子】幼稚園のような保育園 ー保育園見学2カ所目ー

保育園見学の二カ所目。この認可保育園は家から遠く離れているが、アポの際に息子の二分脊椎症のことを話したときに「入所の仕組みもお話しさせてもらいますね」という返事をもらっていたので、この園だけじゃなくて、システム的な話が聞けるかなと期待していた。

園庭が近づくと、アンパンマンの遊具がいくつも私たちを迎えてくれた。息子2歳は「あんぱんな!」と大喜び。園長先生が案内してくれた。

ここは公立ではなく、民間委託された園でもない。独自性の高い感じかなーと勝手に思っていたが、その通りだった。保育園というよりは、時間の長い幼稚園という感じ。子どもたちはエレクトーンを聴いていたり、机に向かってドリルを解いていたりしていた。制服もあった。こども園の組織の中に保育園があるようで、それも幼稚園らしさにつながっているようだった。先生の配置は一カ所目よりも手厚そうだ。習い事も安く通わせられるらしい。

一通り、見学が終わったところで、玄関で「なにかご質問は」と切り出されたので、びっくりしてしまった。勝手に一カ所目みたいな感じを想像し、こうこういう信念で、こういう子どもを育てたくて、みたいな話があって、その後に質問…と思っていた。

聞いたのは、やはり障害の件。受け入れ自体は可能なのではないかと言われたが、そのうち歩けるようになるのかとか、そういう確認はされた。

あとは受け入れの問題。以前書いた通り、うちの地域では、発達支援という枠組みで認可園に入ることができる可能性がある。しかし、公立園や移管園の場合は先生の加配があり、優先順位についても配慮してもらえるのに対し、そうでない認可園はそれがなく、ほかのフルタイムの親の子どもたちと同じ枠を争わなければならない。発達支援だけで入園するのは、地域が激戦区であることも考えると…みたいな話を、先生から聞いた。

整理してこのあたりの話が聞けたのは率直によかった。

ただ、私も妻も、全体的な印象から「ここはないかな…」という考えで一致した。伸び伸びとした感じではないこと、息子がついていけるかどうか不安なこと、こういう園ですという話がなかったこと。それから、そもそも遠いこと。園が良くないのではなく、私たちにはどうも合わなそう…ということ。

まあ、こういう感想を持つのも、行かなければ分からないわけだし。いい経験になった。



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