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【ニブセキの息子】ヌマタさんとの別れ

二分脊椎症の息子2歳が装具付きで歩けるようになったことを受けて、毎週自宅にリハビリに来てくださっていたヌマタさん(仮名)の訪問がなくなることになった。

息子が「ヌマタさん、ヌマタさん」と言ってだいぶ初期に名前を覚えたひと。グイグイ引っ張っていくというよりは、やる気がでるのを見守り、後押ししてくれるタイプで、療育先のリハビリでお世話になっているもう1人の理学療法士エリコさん(仮名)と好対照だった。

たくさんの「目」に囲まれてきた今まで

現在の息子をめぐる態勢は、週1回のグループ療育とそこでのリハビリ、導尿と浣腸に関連する週1回の訪問看護、2か月に1回の通院。それに保育園入園までのデイ施設が週1回、これから入るというところだ。

さまざまなところに少しずつお願いをしてきて感じた利点は「目」の多さにある。単純に、たくさんの人に見てもらえて独りよがりにならずさまざまな声に触れられること、育ち方で気になることをそれぞれの考え方で話してくれること…。ひとりだけを信じきれない我が家には合っていたのだと思う。

心細さもあるけれど…

今回、お別れをすることになったヌマタさんも、目の一人だ。息子を見守ってきた大切な「目」がひとつ、なくなるのは心細さもある。けれど、息子の成長の証しでもある。ここは、前向きにとらえたいと思う。

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