【ニブセキの息子】ベビーカーなしで初のお出掛け
片手歩きなら、かなり長い距離を歩けるようになった二分脊椎症の息子2歳。思い切って、いつも外出時に座らせているベビーカーを使わずにお出掛けをしてみることにした。
最寄りのバス停まで徒歩5分の距離を歩き、バスに乗車。駅前のバス停で降りて買い物をして、同じ系統の逆方向のバスに乗ってバス停で降り、家まで歩いて帰ってくる…というもの。
半年に一回、作り替えている息子の足の装具が新しくなったので、装具につける靴も含め、使い心地の確認もしたかった。大変かなと覚悟はしていたが、息子はバスにも乗りたがっていたので、やってみることにした。
片手をつなぎ続けるのはかなりの負担
これがまあ、大変だった。まず、家からバス停まで30分近くかかった。そもそも歩くのが苦手な上、息子にとってはベビーカー以外から見る景色が新鮮だったようで、草を見つけては立ち止まり、車を見つけてはメーカーの名前を言ったりと、なかなか進まない。
バス停がある大通りの横断歩道は、息子2歳の歩く速さでは半分も進まず、途中からは持ち上げてダッシュ。バス停に着いたのはギリギリだった。
バスの中は天国
バスに乗ってからは天国だった。息子は乗れてご満悦。私は疲れないから楽。ベビーカーがないと、置く場所を考えなくていいのはありがたい。
「ピンポーン、つぎ、とまります」のボタンが押せたのも、息子にとってはポイントが高かったよう。うちでおもちゃで遊んでたからね。
降りたバス停にあるスーパーがリサーチ不足で定休日だったので近くのコンビニで買い物。息子の片手を持ちながら、カゴも持つのはつらい!スーパーだと思って、カートに息子を乗せられるのを期待してたのに…
帰りの燃料は…
コンビニのイートインで息子に飲むヨーグルトを補給して出発。帰りのバスは飽きずに楽しんでくれたが、最後の徒歩はさすがに息子が疲れたようで、残り半分くらいで抱っこをせがまれた。
なんだかんだ言って
でも、なんだかんだ言って息子は「市営バス楽しかったー」と言ってくれたし、心配していた靴ずれもなかった。私の体力がある日は、こういう外出もありかなと思った。
=写真は100円の中古車カタログを熟読する息子2歳。最近はメーカーの文字を拾い読みし、関係ないものまで勝手に関連性を見つけて読もうとするように。先日は「アスパルテーム」という言葉の初めを指差して「スバル」と言っていた。すごいんだか、執着がすごいのか。