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自分は若いと考えるのはどんな性格の人?

実年齢はさておき,自分自身で何歳くらいだと思っていますか?

思い浮かべた年齢を,実際の年齢から引いてみましょう。プラスの値になったひとは自分を若くとらえている人で,マイナスの値になった人は自分をより年長だと捉えていることになりますよね。

自分で自分のことを何歳だと捉えているかを,主観的年齢といいます。



主観的年齢

高齢期になれば,自分のことを何歳と捉えているかは大きな問題になりそうです。やはりいつまでも若々しい気分でいたいものですよね。しかし,主観的年齢は高齢者だけに特有の問題ではなく,成人期の早い時期から意識されており,生涯を通じて変化していくそうです。

たとえば,若い頃は実年齢よりも主観的年齢のほうがうえになることもそれほど珍しくはないのですが,高齢になっていくと実年齢よりも主観的年齢のほうが若くなることも増えていきます。

主観的年齢には,個人差もあります。自分をとても若々しく思っている人から,老けていると思っている人まで,大きなバリエーションがあるのです。では,このバリエーションに,パーソナリティが関連するようなことはあるのでしょうか。実際に関連を検討している研究を見てみましょう(Personality, Self-Rated Health and Subjective Age in a Life-Span Sample: The Moderating Role of Chronological Age)。

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