
写真は豊かさを反映する
Gapminderはご存じですか?
ベストセラーになった『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の著者の一人,ハンス・ロスリング氏が設立した非営利組織のことです。
また,Gapminderはウェブサイト上でさまざまなデータを見ることができるツールも提供してます。ぜみ,ウェブサイトにアクセスしてみてください。
ツール
Gapminderのページにアクセスしたら,Resourcesをクリックしましょう。
次に,Toolsをクリックします。
すると,Gapminderでよく知られた,バブルチャートが表示されます。ぜひ,縦軸と横軸のデータを変えて,時間軸を動かすアニメーションを表示しながら,世界の変化を眺めてもらえればと思います。
ちなみにこのグラフは,横軸が一人あたりGDP,縦軸が平均寿命(その年に生まれた新生児における平均余命)です。グラフの下のスライドバーを動かせば,データの年を変えることができます。
Dollar Street
さて近年,Gapminderに新しい機能が追加されています。dollar streetという機能です。こちらも紹介してみましょう。画面の下の方に行くと,DOLLAR STREETの画像がありますので,そちらをクリックします。
すると,多くの写真が表示されます。そして,それぞれの写真の左下に,金額と国名が書かれていることが分かるのではないでしょうか。
このシステム,日本語にすることができます。
右上にあるメニューを開きましょう。「English」と書かれた部分を開きます。
中に「日本語」と書かれたメニューの項目があるので,それを選択します。
とはいえ,項目は日本語になりますが,国名など大部分は英語のままなんですけどね……。
収入による差を可視化する
dollar streetは,収入による差を可視化してくれます。たとえば……
◎おもちゃ
◎アフリカ
を選んでみましょうか。アフリカ諸国の中で,おもちゃの写真を表示します。
OKをクリックすると,次のような写真の一覧が表示されます。
気になる写真をクリックすると,拡大して表示されます。動画が表示されることもあります。ブルキナファソで月収29ドルの家庭の子どもの場合,自転車のチューブをふくらませたもので遊んでいる様子が動画で映し出されます。
一方,ケニアで月収3268ドルの家庭にいる子どもは,タブレットで遊んでいるようです。
探してみよう
さまざまな項目と地域を組み合わせていくと,世界中で経済的な格差が何に現れてくるのか,どのように可視化されるのかがわかってきます。
ぜひ,いろいろな項目を組み合わせてみてください。
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