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コロナ禍の心の苦しみは外向性が高い人に生じやすい

心理型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックと,それに伴う感染封じ込め策による精神的な健康に対する影響についての研究は,世界中で本当に数多く行われて,論文として発表されています。

感染の恐怖,自らの死や死別,社会的孤立などが,もともと存在していた社会的な問題,精神的な問題を活性化したようです。悪影響としては,経済的な問題,物質の乱用,不安,パニック,自殺などさまざまなものが取り上げられています。



年齢・性別・パーソナリティ

パーソナリティ特性とパンデミック下の影響についても,多くの研究が行われています。今回紹介する論文は,イギリスでパンデミック開始頃から8回にわたって行われた調査データを分析するものです。果たして,パーソナリティ特性はパンデミック下の心理的な苦痛に関連したのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(Personality, gender, and age resilience to the mental health effects of COVID-19)。

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