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投稿1500日目に「スキ」数の多い記事を振り返ってみる

noteに投稿をはじめて4年と1か月あまり,今日で1500日目となりました。子どもが産まれて1500日となれば,もう幼稚園や保育園に通っていてもおかしくありません。中学校に上がった子どもも1500を過ぎればもう卒業して高校に通っていますし,大学に入学した学生も社会人になっています。

何が言いたいかというと,毎日よく投稿したものだということです(自分を褒めておきます)。

惰性?

これだけ毎日更新していれば,更新そのものが目的になってしまう一面もあります。こればかりは致し方ありません。「途切れないようにする」ことも動機づけの一つですからね。果たして,どこまで続けることができるのでしょうか。

アクセス数

これまでにもアクセス数をグラフ化したことはあるのですが,1500日目を記念して,ふたたび描いてみました。全体で1572記事が投稿されており,もっともアクセスを集めた記事は約3万,2位は約1万4千,3位は約6千,4位と5位は約5千……と,ロングテールの形を描いていきます。

投稿を始めた頃は,こういう形のグラフからはほど遠いものでした。しかし次第に,よく見るロングテール型式のグラフに近づいていきます。アクセスを集める記事はほんの一部で,しかもどの記事がアクセスを集めるのかは,事前にほとんど予想がつきません。さらに,定期的に途中の順位は入れ替わっていきますが,それもなかなか予測はできません。そして全体のアクセス数が上昇すると,少しずつグラフ全体が底上げされるのですが,アクセス数トップの方のアクセス数はさらに伸びていきます。まさにネット上の活動そのものが現れている,といったところです。

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「スキ」数ランキング

いつもはアクセス数の多い順に記事を紹介しているのですが,今回は「スキ」の数で紹介してみましょう。ちなみに,アクセス数と「スキ」数との相関係数を計算してみると0.68くらいでした(本来はピアソンの積率相関係数ではない計算が良いでしょうが,データが多いので順位相関でもだいたい同じような数字になると予想します)。意外と,アクセスを集めるから「スキ」も増えるかというと,必ずしもそうではないようです。

では,これまでに投稿したすべての記事のなかから,「スキ」数のベスト10を紹介したいと思います。

第10位

第10位は「身近なところにある優生学」です。定期的にニュースやネット記事のなかで「優生学」という言葉が登場してきます。考えれば考えるほど,私たちは「優生学的な考え方をしてしまう」ものだという自覚をもっておきたいものです。

第9位

第9位は「意見を述べているつもりなのに誹謗中傷になってしまう」です。相手への意見を述べているだけだと思っていても,非難するようなふるまいになってしまう時があります。意見と非難は何が違うのでしょうか。

第8位

第8位は「蛙化現象の謎とアイデンティティのための恋愛」です。ネットですぐに検索で引っかかってくる「蛙化現象」ですが,学問的にはほとんど研究されていない……という状況です。よく似た現象としてアイデンティティのための恋愛というものもあるので,その紹介もしています。

第7位

第7位は「よい仮説を立てるコツ」です。卒論などで研究をする時に「仮説を立てなさい」といわれることがあるかと思います。そんなときに注意するコツをまとめてみました。

第6位

第6位は「同じテーマの本を3冊読んでみてはどうかという話」で,初期の頃の投稿です。これは読書をする時のコツをまとめたものです。あるテーマについて3冊くらい本を読むと,内容が重なった部分が出てきますので,うまく知識の蓄積ができるのではないかという話です。「もっとお手軽に知識を身につけたい」と思うかもしれませんが,なかなか王道はないものです。

第5位

第5位は「遺伝率が8割ということは両親の身長で子どもの身長は決まるのですか」です。「身長の遺伝率は8割くらい名のだから,親から子に身長の8割が伝わる」という考え方が「誤り」であることを説明した記事です。ちなみにこの記事は2019年9月に投稿したのですが,しばらくの間はアクセス数がトップになっていた記事でした。

第4位

第4位は「HSPな人の14の特徴」です。こちらは,Psychology Todayに掲載されていた記事の紹介です。HSPについては,さまざまなネット上の記事があると思うのですが,興味があればぜひ論文を参照してもらいたいですね。

第3位

第3位は「性格とは何かーーより良く生きるための心理学」です。私が書いた本の紹介記事です。出版したのは2020年8月ですので,もう2年も前のことになるのですね……時間が経つのは本当に早いものです。

第2位

第2位は「遺伝と環境と運命論と自己責任論」です。私たちがものごとの原因を「遺伝でしょう」「環境でしょう」「子育てでしょう」「自己責任でしょう」などなどと求めていくのは,一種の「クセ」のようなものです。実際には,原因はそんなに単純なものではなく混在しているのですから。少し歴史も交えてこのことを考えてみた記事です。

第1位

そして第1位は「良いリサーチクエスチョンを立てるためには」でした。結局「スキ」数で1位の記事は,アクセス数でも1位の記事でした。これから冬に向かって,多くの大学で卒業論文や修士論文の研究が進められていきますので,また検索されて読まれていくかもしれません。

さてこれから,これらのアクセス数やスキ数を超える記事を投稿することはできるでしょうか。これからもよろしくお願いします。

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