
蝉の声が聞こえない夏
毎年夏になると,我が家の周りでは蝉の鳴き声がうるさいくらいに響き渡ります。森が近いことと,庭からもどんどん幼虫が出てきて羽化するので,蝉の鳴き声は夏を感じさせる音でした。
聞こえない
ところが今年は蝉が鳴いている音が聞こえてきません。夏の始まりの頃は聞こえていて,「夏が来たな」と感じていたのですが,途中からパタッと聞こえなくなってしまいました。
昨年や一昨年は,オンライン会議をしていてもオンデマンド授業の録音をしていても「音が入ってしまう」というくらいのうるささだったのに,今年は静かです。
そういえばコロナ禍に録音したオンデマンド授業では,冬に流す授業なのに盛大に蝉の鳴き声が録音されていて(録音は夏に用意したので),季節感がおかしなことになっていました。今なら静かなのでそんなことにはならなさそうです。
気温のせい
ネットで検索してみると,気温が35度を超えると蝉も鳴かなくなってしまうそうです。
住んでいる場所は東京郊外でどちらかというと涼しい地域です。でも今年は連日35度を超えていて,こと暑さだとセミたちは羽化しても死んでしまうとか。
今の家に越してきた10年ちょっと前の夏には,エアコンをほとんど使いませんでした。猛暑の愛知県から引っ越しましたので「東京の夏は楽勝」だと思ったものです。
しかし,今年は暑過ぎます。
数年後
蝉たちが鳴いているのは繁殖のためです。そして幼虫たちは土の中で数年間,木の樹液を吸って成長します。
家の周りに多いのは,鳴き声からしてミンミンゼミてしょう。土の中では2年から4年くらいを過ごすようです。
今年,これだけ繁殖に失敗しているのですから,数年後がちょっと心配です。何年も待ってやっと出てくるのに,今年のセミたちは運が悪い……のですが,こんな暑さが毎年続くと,数が減ってしまいそうです。
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