専門知は,もういらないのか
今日は,最近読んだ本の紹介をしてみようと思います。
紹介したい本は,トム・ニコルズ著『専門知は、もういらないのか――無知礼賛と民主主義』(みすず書房, 2019)です。
コロナウィルス感染症のなか,SNSではさまざまな議論が行われています。その中では,感染書の専門家もいればその他の医療関係者,また研究者も,多くの意見を書き込んでいます。そして,特段なにかの専門でもない人も,多くの情報を集めて発信し続けている人がいます。
そういう状況を見ていると,十分にネットを中心に情報