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大田黒再び(106回目)

どピーカンであるので午後から出掛ける。
家人に先日訪ねた大田黒公園のことを話したら行きたいとのことで。

先般はゆっくり見られなかったので、この公園の持ち主であった大田黒元雄さんについて、今回はじっくりと説明を読む。

なんと生涯職に就いたことがないそうだ。
ご尊父が実業家として成功された方らしく、まあ平たく言えば「超金持ちのボンボン」である。
写真にも趣味があってソフトフォーカスを好んだらしく、そんな写真も何枚か展示してあった。

1898年生まれというから明治31年。
そんな時代に音楽だ写真だ、なんて一般的であるはずがない。
ただ、その才にも長けたようで現代にも語り継がれる人物たり得たのである。
芸術には金がかかるものなんだなァ。

近くにある角川庭園にも足を延ばした。
角川書店の創業者角川源義氏の邸宅である。
代々俳句を愛した家柄であるから「すぎなみ詩歌館」として詩歌室、茶室などにも利用されている。

しかしまあ、この辺りは静かでいいところだねェ。

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