【地域の話】中学生と高齢者。互いを思い遣るけど距離感が難しい#368
皆様、こんにちは。
佐伯です。
富山県、と言うよりは北陸地方は激しい気圧の変化に襲われています。
元々気圧の変化に弱い私も怠さが抜けず大変ですが、バタフライピー収穫チームのスタッフにもこの気圧の変化と激しい寒暖差で体調を崩す方が出ています。
季節の変わり目というのはチームで動く時も少し緩めにスケジュールを組んだりと変化が必要なんだと気づきました。
「いつも同じで問題なし」なんて事は案外世の中には無いのかもしれないと感じました。
さて、昨日はnoteでもご紹介しました、中学生と高齢者の交流を目的とした植栽イベントを開催しました。
今までは園児と高齢者という組み合わせが多かったのですが、今回は学生さんと高齢者と言う新しい組み合わせです。
本当に気付きがたくさんありました。
まず一つ目はタイトルにもあるのですが互いの距離感ですね。
園児の時は本当に屈託のない子どものパワーに助けられていた事を改めて気付きました。
中学生という子どもから大人になる狭間ではやはり他者との関係性の構築、特に初対面の人との距離の詰め方が難しいのだと感じました。
思春期という多感な時期だからこそ、「他人の目」が気になるのだと感じました。
ですが、36歳のおじさんの私に言わせれば「他人の目」は結局のところ鏡で見ている「自分自身」なのです。
なので気にする必要は無いよと思うのですが、これは本人が長い時間を掛けて学ぶしかない所なんでしょう。
一方、高齢者、特におじいちゃんは大人の世界に慣れているので学生さん達がどうしてモジモジしているのかが分からない様子でした。
ですが、互いにこの機会に仲良くなりたいと近くまで集まって作業をするのですが会話の糸口が見出せず沈黙という感じでした。
そこで私たちスタッフが話しやすい雰囲気を作るために、満遍なく話しかけたり、植えるお花の良さをに説明したりします。
最初は無反応でどうしようと思いましたが、徐々に場が温まってくると3年生から高齢者の方々と自発的にコミュニケーションを取るようになりました。
私たちスタッフが気をつけなければならないことは、場の温度調整なんだと感じました。
場が温まってくると高齢者の方々と学生さんとの会話も自然と生まれます。
同じ作業をしているので、「ここを掘って」や「植え方はこんな感じでいいかな?」などと自然な会話が生まれました。
私は当初、場を盛り上げることが必要なのかと考えていたのですが間違っていました。
温めることが大事なのです。
みんな会話を楽しみたいと思っている事を失念してました。
こんな感じで昨日の作業は無事終了しました。
昨日は作業は半分だけです。
今度は金曜日に小学生を招いて残りの作業をします。
この事業では完璧を求めません。
たくさんの人が関わって一つの物を繋ぐことを大切にしています。
今度は小学生が中学生から作業を引き継いで高齢者の方々と作業をします。
ここでも新しい交流や出会いが生まれることをとても期待しています。
それでは皆様、ご機嫌よう。