エロとロマンス

秘密の次巻が来年まで出ない事実が受け入れられず既刊を読み耽ってしまう。
味のしなくなったガムの上からもう一枚新しいガムを口にいれるのと似ていますね。もう噛めりゃあいいんだよ味が薄かろうと…

いわゆるフ女子なので主役ふたりのやりとりにぴえぴえ言うわけなんですけどもね。
BLではない、こう、あ～ッ！白泉社～！！！みたいなやつにじたばたするとき「求めているのはエロではなくてロマンスなのだな」と思うんです。
ブロマンスやエス的な関係のものも含めて、エロチックな描写の有無に関わらずです。エロも暴力から発生するエロじゃなくてロマンスから生まれ来るもののほうがすけべじゃないですか。
秘密、もちろんめちゃ死体出てくるし暴力的な描写も性暴力もたくさんあるんですけど「ぐうっっ…すけべじゃん……！」てなるのは性欲によらない「一緒に仕事がしたい」とか「生きていてほしい」みたいな心のつきかた離れかただしよ。
「あなたが好きです。俺だけじゃなくてみんなあなたのことが大事なんです」
「家族になれたら」
「行かないでください」
これがぜんぶ性欲に欠片も結びつかんとこから出てきてるのがもう青木ぃーー！！！！ってかんじですよ。ひでえ男だなまじで。
でも最新巻で薪さんにもやっと「死なないから大丈夫ですよ」って言ってあげてたからいいけど…よくないけど……でも無印では雪子さんにだけ言ってあげて薪さんには言えなかったもんね…えらいよ……

BLコミックもむりやりいらんセックスはさせない本増えてきてうれしいよ。エロばかりがすけべではないので絶対。

性欲によらないロマンスの威力ってすごいじゃないですか。一年に一回本気のプレゼント贈る友だちとか、ラブでしかないけどそういうんじゃないからっていうあれ。
夫との間にも暮らしがあり欲がありていねいなロマンスもあるわけですけど。
贅沢な人生だな。。

あした宮参り兼百日祝いで神社いくんですけど、初めてこどもの名前を毛筆で書きました。慣れたら大したことないだろうけど名字とのバランスがむずい。

・星月夜なのに祈ることが無い