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ITコンサルタントに求められるスキルは、お客さまに寄り添った提案ができること。

 2023年5月、ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社の代表取締役プレジデントに就任した後藤繁樹さん。DX化が進む世の中で、自社の強みをどのように活かしていくのでしょう。ビジネスの展望や課題を伺いました。

——このたび、ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社(以下HDC)の代表取締役プレジデントに就任されました。あらためて、自社の強みはどこにあるとお考えですか?
 
 私たちHDCは「ビジネスを、デジタルでもっとおもしろく。」と掲げているとおり、ウェブマーケティングを中心としたデジタルソリューション企業です。お客さまのビジネスを見つめ、それに対するコンサルティングを行い、課題解決へと導きます。多種多様な課題が現れるなか、マーケティング領域、システム開発からシステムエンジニアリングサービス(SES)まで、ワンストップソリューションで提供できることが強みだと自負しています。

——就任1年目、まずはどこに注力されますか?
 
 現在、激化する外部環境の変化、労働生産人口の減少等が進むなか、デジタル・データを活用したビジネスモデルへの転換が企業成長の重要な要素として掲げられています。
 HDCがフォーカスを当てたのはマーケティングDXを活用し、SMB(Small to Medium Business)領域企業への事業拡大です。特に地方で多店舗展開している中堅、中小企業の事業主さまでした。デジタル化を進めたいが、何からデジタル化を進めるのか分からず担当者もITと他業務が兼務だったり・・・。デジタルを活用し、自社商材をうまく拡げ拡大したいと思ってはいるがマーケティングをどうしたらいいか悩んでいる、そのための準備が出来ないなど悩みや課題を沢山持たれている企業様が多く存在しています。
 HDCはマーケティング戦略に積極的な考えをお持ちの中堅企業さまの課題解決を行いながら、お客さまに合わせてデジタルツールやデータを活用して、一緒に仕組み化することにより、Webコンサルティング会社としてお客さまと共に更なる高みへ注力していきます。

 
——自社の課題はどこにあるとお考えですか?
 
 IT業界は時代の流れがとても速い業界です。だからこそ人材、とりわけITコンサルティング人材の育成や確保が永遠のテーマとなっています。
今後の事業拡大に対しても同様ですが、HDCの中核を担う人材不足が課題でもあります。
 そのためにも新卒、既存メンバーへ教育・育成を充実することにより、HDCが掲げる挑戦が実現可能になるプロフェッショナル人材の育成をしていきたいと考えます。

——中長期的なプランについてお考えを聞かせてください。
 
 自社オリジナルのデジタル商材を生み出したいと考えています。
自社商品であれば、お客さまへの導入過程において活用の提案レベルも格段に上がるでしょう。
 先ほど申し上げたとおり、IT業界には次々と新しい技術やサービスが誕生します。そのトレンドを抑えることは大切ですが、一方で流行にとらわれない独自の視点も必要です。お客さまと同じ目線に立つことを忘れることなく、共に課題解決に立ち向かえるような商材の開発に注力したいですね。
そして、それを実現するためにも、社員数をいまの50名から100人程度に増員することにより、サポートを厚く、より高付加価値なサービスを提供し続けていきたいですね。

——今後、どのようなスキルを備えた人材を求めますか?

 ITの知識や先見性はもちろん必要ですが、いちばん大事なのは人に寄り添えることです。具体的には、お客さまの言葉に耳を傾け、同じ目線で語れる力ですね。私たちのお客さまには、難しいIT用語や専門性のある用語について、あまり聞いたことのない方もたくさんいらっしゃいます。私自身もITの専門家ではなかったので、この業界に入ったときはとても苦労しました。
 だからこそ、人に寄り添える力を持っている人がビジネスを成功させられると信じています。

 ——後藤さんご自身の、お仕事のモットーは? 

  高校時代の部活動で、日々口にした言葉ですが、「敵を知り、己を知れば、百戦殆(あや)うからず」という孫子の言葉を大切にしています。この言葉はスポーツだけでなく、ビジネスにも活きてきます。
 自社の課題がどこにあるのを悩むお客さまが多いなか、私たちが提案を行う為には、まず相手のことを知る必要がある。 
 販売したい商品は? 事業、自社の強みは? 業界特有の問題は? 
そうしたお客さまの現状や課題を知らなければ適切な提案できません。もちろん同時に、私たち自身の強みもしっかり熟知しておくことが重要です。お客さまのこと、私たち自身のこと、両方を知っておくことがビジネスの基盤となり信用に繋がっています。 

——最後に、ヒューマングループで働く皆さんにメッセージをお願いします。

 ヒューマングループは、誰もが自分のやりたいことにチャレンジできる会社です。せっかく「なりたい自分になる」ことを周囲が応援してくれる環境にいるのだから、ぜひ自分のなりたい姿をしっかり定め、その目標に向かってがんばってほしいですね。まさに、なりたい自分=SELFing だと本当に感じています。私自身にも、新事業、新商材開発、M&Aなど、新しい何かを生み出せる人になりたいという理想の姿があります。
 日々、自分の可能性を楽しみ、チャレンジし、ヒューマングループで一緒に成長していきましょう!

<プロフィール>
ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社
代表取締役プレジデント 後藤繁樹
1974年、徳島県生まれ。2002年、ザ・ヒューマン入社。ヒューマングループ各社で営業本部長、取締役などを歴任。2023年5月より現職。


<ヒューマンデジタルコンサルタンツ株式会社・会社概要>
 デジタル化がますます加速する中、企業が抱える課題の解決をデジタル活用でサポートしております。具体的には、DX関連のサポート全般、Webサイトやアプリなどの企画・制作、コンテンツ制作、システム開発、分析・保守・運用、ソーシャルメディア運用、SEO/SEM対策広告代理業など幅広く展開しております。
 課題抽出から戦略立案、システム開発、デザイン、運用まで、規模や業界を問わずワンストップで提供します。


※2023年8月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。

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