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転職したことで、ヒューマンアカデミーの働きがいを改めて実感。再入社の決断を快く受け入れてくれた会社に、実績で恩返ししたい。

 ヒューマングループ各社には、過去に自社で活躍していた人材を再び雇用するアルムナイ採用制度があります。この制度を活用し、かつての職場に戻ってきた社員に皆さんに、退職と再入社の経緯や再入社後の心境の変化、今後の目標などについて本音で語っていただきました。


ヒューマンアカデミー株式会社 社会人教育事業部 戦略室 広告課| 松尾 義章さん

――まずは、ヒューマンアカデミー株式会社に入社した経緯を教えてください。

 私は大学でデザインを学び、卒業後は地元の名古屋の広告会社で働いていました。紙媒体の広告からWEB制作、クライアントと話し合いながらプロモーション戦略を立案し実行する仕事まで経験しましたが、事業者側の立場で広告宣伝やマーケティングをやってみたいという思いが次第に強くなり、転職を考えるようになりました。広告・マーケティング部門で人材を募集している企業を探したところ、ヒューマンアカデミーを見つけ、2019年に中途入社しました。

――入社後はどんな仕事を経験されましたか?

 最初の約2年間は児童教育事業部の広告担当として、ロボット教室の生徒募集やPRなどを手がけました。その後は社会人教育事業部へ異動し、社会人向け通学講座や通信講座の広告を約2年間、担当しました。

――当時の仕事で思い出に残っていることは?

 児童教育事業部では入社後半年ほどで広告チームのリーダーになりましたが、新型コロナウイルス感染症の流行が拡大し、習い事の生徒募集も難しい状況になっていきました。コロナ禍の中、どのような広告宣伝ができるのか、試行錯誤しながらオンライン体験やデジタルマーケティングなど新しいチャレンジができたことが思い出に残っています。ロボット教室の全国大会もオンラインで開催したのですが、子どもたちが頑張る姿を見て刺激を受けましたね。社会人教育事業部では、慣れるまでが大変でした。児童教育事業部とはターゲット層が違いますし、講座の種類も多く、多様なサービスを展開しているので、全てを把握するのに時間がかかりました。

――2023年6月にヒューマンアカデミーを退社されましたが、退社の理由は何だったのでしょう?

 大きく分けて2つあります。1つは、当時結婚を予定していて、将来的には名古屋に戻ろうかと考えていたこと。もう1つは、ヒューマンアカデミーで身につけたスキルを新しいフィールドで試してみたいと思ったこと。ヒューマンアカデミーが扱う教育サービスは、いわゆる無形商材です。無形商材ではなく、形のあるリアルな商品の広告宣伝をやってみたいと思ったのです。

――転職先はどんな会社で、どんな仕事をされていたのでしょう?

 名古屋にも拠点があり、全国に店舗を展開している小売業の大手企業です。その企業の東京本社で、販促物の制作やキャンペーンの企画などを担当しました。

――2024年5月にヒューマンアカデミーに戻られていますが、再入社までどんな経緯があったのでしょう?

 転職先は将来的に名古屋勤務が可能で、仕事内容も自分の希望条件に合っていました。けれども、とても規模の大きな会社で、仕事の進め方に難しさを感じる点がありました。組織が縦割りで意思決定まで時間がかかり、自分の裁量でできることが限られていて、仕事のやりがいを感じにくいのです。自分には、ヒューマンアカデミーのように、ある程度の裁量を与えられてスピード感を持って仕事ができる働き方が向いていると痛感しました。
 2024年の年明け頃からヒューマンアカデミーに戻ることを考え始めるようになり、退職後も交流が続いていた当時の上司や同僚に相談しました。すると、すぐに責任者につないでくれて、面接を受けることに。面接を受けた当日に「ぜひ来てほしい」と連絡をいただき、「はい!」とお返事して、そこから1ヵ月ほどのスピード感で再入社しました。

――ヒューマンアカデミーに戻り、仕事に対する考え方や心境に変化はありましたか?

 再入社後は、社会人教育事業部で退職前と同じ業務を担当しています。仕事にはすぐ慣れましたし、職場の仲間も以前と同じように、まるでずっといたかのように接してくれたのが、ありがたかったですね。「会社に戻る」という私の決断を快く受け入れてくれたことに対しても感謝の思いがあり、これから仕事で成果を出すことで恩返しをしていきたいと思っています。
 転職をし、外の世界を経験したことで改めてヒューマンアカデミーの働きがいがわかりましたし、仕事をする上で自分にとって何が大切なのかが明確になりました。先にお話ししたように、自分の裁量で、スピード感を持って仕事ができることが、私にとっては譲れないポイントです。「ヒューマンアカデミーでは自分が望む働き方ができている」ということが自分の中で明らかになったことで迷いがなくなり、仕事に対するモチベーションも高まったと感じています。

――アルムナイ採用には、どんなメリットがあると思いますか?

 働く側のメリットでいえば、人間関係の構築がすでにできているため職場になじむのが早く、課題感の認識もできているので、仕事にも早くなじめることです。
 私自身は過去に何回か転職経験があり、「こんな仕事をやってみたい」「もっと裁量権を持って広告戦略の仕事に携わりたい」といった、やりたいことベースで転職をしてきました。いろいろな会社でさまざまな経験を積むこと自体は、いいことだと思っています。けれども、転職がうまくいくか、新しい環境や仕事が自分に合っているかどうかは、実際に転職してみないとわからない部分はどうしてもあります。転職してみて、元いた職場のよさを改めて感じられたなら、元の職場に戻ることも、1つの選択肢として「あり」だと思います。それは決して失敗ではなく、転職によって以前の職場や仕事のよさを再発見した上でのポジティブな選択だと、私は捉えています。「この会社に戻ってもう一度働きたい」と考えている元社員を再雇用する制度があり、出戻りを歓迎してくれる雰囲気があるのは、すごくありがたいことだと感じています。

――最後に、今後の目標や夢について教えてください。

 戻ってきたからには、チームや会社に貢献したいという思いがより強くなりました。いまの社会人教育事業部の広告の仕事で実績を出すことで、事業に貢献したいと考えています。いまの仕事は、人の役に立つ仕事だと思っています。ヒューマンアカデミーの社会人向け教育講座を幅広い人々に知ってもらうことで、その人の成長や人生にプラスの影響を及ぼしたりできたらいいなと思っています。いまの仕事は好きでやりがいがあり、仕事には満足していますが、事業を成長させるためには、広告宣伝の力だけではなく商品やサービスの力も必要です。将来的には、まだ漠然としていますが、さらに裁量を広げて、商品開発やサービスの部分でも貢献できるようになれるといいなと考えています。

<松尾 義章さんプロフィール>
ヒューマンアカデミー株式会社
社会人教育事業部 戦略室 広告課
マネージャー
大学ではデザインを専攻し、印刷・広告会社で勤務後、2019年ヒューマンアカデミー入社。
学習講座の集客プロモーションに従事。児童教育事業を経て、現在は社会人教育事業を担当。


※2024年7月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・役職名等は取材時のものとなります。

<ヒューマンアカデミー株式会社・会社概要>

 ヒューマンアカデミーは、学びの面白さを提供する「Edutainment Company」として、1985 年の創設以来、時代や社会の変化にあわせながら800以上の講座を編成しました。未就学児童から中高生・大学生・社会人・シニア層とあらゆるライフステージにおけるSTEAM教育やリスキリング、学び直しの支援を行っています。
 さらに、独自の「ヒューマンアカデミーGIGAスクール構想」を推進し、学習支援プラットフォーム「assist」を開発。SELFingサポートカウンセラーと講師が、個別に学習目的や目標にあわせた進捗管理や相談などの学習サポートをします。私たちは、常に最先端の教育手法やテクノロジーを取り入れ、学びの喜びを追求し最高水準の教育サービスを提供していきます。