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【ワーママたちの本音】子育て・仕事の両立の中で最大限の努力をつくし、期待以上の結果を出していく。

 ヒューマングループ各社には、小さなお子さんを育てながら働くワーキングママがたくさんいらっしゃいます。仕事と育児の両立テクニック、同僚や家族のサポート、今後のキャリア形成など、さまざまなテーマについて本音で語っていただきました。

産経ヒューマンラーニング株式会社 学校営業部 | 中島 彩花さん

–––現在は、フルリモートでお仕事されていると伺っています。

 2022年に長男を出産し、1年半の産休・育休を経て、2024年の5月に復帰しました。それに伴い、産経ヒューマンラーニング株式会社に出向し、オンライン英会話の学校営業や運用業務を担当しています。時短という選択肢もありましたが、もともとバリバリ働きたいという思いがあり、テレワークであればフルタイム勤務が可能だったので選びました。

–––ヒューマングループへ入社したきっかけを教えてください。

 2012年に、ヒューマンアカデミー株式会社に新卒入社し、ヒューマン国際大学機構大阪校(HIUC:現在は産経ヒューマンラーニングに移管)に留学カウンセラーとして配属されました。
 大学では英語を学び、1年間アメリカに留学しました。その経験から「世界は広い」ということ、また、海外の大学に進学する選択肢があることを一人でも多くの方に伝えたいと思ったんです。

–––英語に興味を持たれたきっかけを教えてください。

 小6のとき、父が勤めていた会社の食事会に参加すると、参加者のなかに研修で来日していたフランス人女性がいました。私にとって、外国の方とお話するのは初めての経験。フランス語はもちろん英語も全く分からないのに、意思疎通をとりたいと思い、その方の妹さんが私と同じ歳だったというご縁もあり、文通をすることになりました。フランス語ができる父の知り合いに、私の文章をフランス語に翻訳してもらったり、本を参考にしたりしながら、見よう見まねで手紙を書き、20歳まで文通を続けました。
 
–––そんなに長い間文通を続けられたんですね。

 そうなんです!そのことがきっかけで、フランス語の前に世界共通語である英語を話せるようになりたい、さらには、英語を超えて文化を学びたいと考えるようになり、留学を決意しました。
 文通相手とは、大学の卒業旅行でフランスに行ったときに、ようやく会うことができました。英語を学んできたからこそ、たくさんのことを語り合うことができました。ワインを飲みながら、話しているうちに、お互い涙が溢れてきてしまって…。

–––強烈な原体験となったんですね。その後のキャリアについても教えてください。

 HIUC大阪校、東京校での勤務を経て、2017年にヒューマンホールディングス株式会社の海外事業部へ転籍し、アメリカのサンディエゴにある語学学校の現地スタッフとして働くことになりました。その後、2019年に帰国、1年間新宿で勤務したあと、幼児・小学生を対象とした英語のフランチャイズ教室「ヒューマンアカデミーランゲージスクール(Hals)」の運営や生徒管理に携わっていました。

写真はサンディエゴの語学学校に駐在していた頃の写真。アナハイムのエンゼルススタジアムにてメジャー観戦の思い出も。

–––ご結婚されたのはいつになりますか?

 2020年です。私が東京やアメリカで働いている間は、夫とはずっと遠距離でした。2019年の年越しをハワイで一緒に過ごしたのですが、その際、年があける瞬間に、クルーズ船の上で、花火が打ち上がる中、プロポーズをされました。
 
–––素敵なプロポーズですね! そして、ご結婚、ご出産され、復帰後はフルリモートで働かれているんですね。今は、どんなふうに1日を過ごされていますか?

 6時半ごろ起床、朝食の準備をして、7時に息子を起こします。一緒に朝食を食べて、私が先に食べ終えたら、夕食の下準備をし、洗濯機を回します。8時に息子を保育園に送り、帰宅後、9時の始業までの45分間で、すぐに洗濯を干し、夕食の準備の続きをします。短時間でいろいろとできることがあるので、朝は、1分1分が勝負です。
 9時〜18時まで勤務。それが終わると、洗濯を取り込み、夕飯を仕上げ、18時半ごろに息子を迎えに行きます。ここからは、息子との時間と決めています。夫が帰宅していれば、私は先にお風呂に入ります。19時から、家族みんなで夕食を食べ、息子は夫と一緒にお風呂。出てきた息子を着替えさせて、えほんの読み聞かせをして、21時には寝かしつけ。そこから、1時間くらい一人でゆっくり、大好きな『探偵ナイトスクープ』の録画を見て、爆笑してから22時に寝るという生活です。

2024年には新居に引っ越しされ、生活リズムもようやく整ってきたそう

–––育休から復帰されて8ヶ月ほど経ちますが、ペースはつかめましたか?

 保育園に通い始めて最初の半年は、いろいろな感染症にかかりました。急なお迎えもそうですし、数日休まなくてはいけないこともあります。仕事も溜まりますし、急いで引き継ぎをしなくてはいけない業務が出てくるなど、結構大変だなと感じることも多いです。
 
–––大変なことを乗り越えるために心がけていることはありますか?

 保育園から呼び出しがあるのは、午後のお昼寝の時間が多いので、午前中のうちに、優先度の高い仕事をやるようにしています。また、私が体調を崩すと、生活が回らなくなるので、自己管理をしています。週末は一人時間をもらい、温泉やマッサージに行くなど、心身の疲れをとるようにしています。最近は、週に一回、平日の夜に、バドミントンの社会人サークルにも通い、そこで思いっきり体を動かしていることもリフレッシュになっていますね。

忙しい日々の中で、家族とともに過ごすかけがえのない時間

–––自分の時間をつくるにあたり、旦那さまの協力は欠かせませんね。

 夫の方から「マッサージに行ったら?」など声をかけてくれます。育児も全面的に参加してくれて、授乳期は夜中におむつの交換をしてくれたり、週末は息子のお昼寝を担当してくれたりと、心強い存在です。
 
–––お仕事では出勤や外出されることはありますか?

 時々、産経ヒューマンラーニングの教材を導入していただいている学校に訪問することはあります。オンラインレッスンを受講している生徒さんの様子やポジティブな声をフィリピンの先生にお伝えするようにしています。出勤は、大阪で行われる事業計画発表会など、メンバーが集まるタイミングを見ながらコミュニケーションの機会を持つようにしています。
 
–––出勤しないことで、不便を感じることはありませんか?

 特にありません。チャットやビデオ通話で会話もできていますし、毎朝のチーム全員での朝会に加え、毎日の終業時の10分ほど、上司とミーティングの時間を設けてもらっています。その時間で、自分の理解が正しいのか第三者の意見を聞くことができたり、お客様からの質問への回答方法などを相談できています。また、業務の納期を発信することで、自分の頭にリマインドできる、とてもよい時間となっています。

–––育児がキャリアにネガティブに影響するのではと不安になることはありましたか?

 全くないです。
自分のキャリアに自信があるので。復帰して、自分にしかできない仕事を割り振ってくださっていると感じています。そういう仕事はまだたくさんあると感じています。私は、なにしろポジティブなんです。(笑)多少の困難もある方がよいと思うくらい前向きなので、常に「なんとかなるだろう」という気持ちで過ごしています。
 ただ、仕事への思いは変わったと思います。子どもを授かるまでは、バリキャリの女性に憧れ、未来を考えながら仕事をしていました。現在は、先々のキャリアよりも、育児と仕事を両立している今の状態の中で最大限の努力をつくし、期待以上の結果を出そうと考えるようになりました。

–––今後、出産・育児を控えている方へのアドバイスはありますか?

 ママ自身が心身ともに健康で楽しく日々を送っていないと、仕事どころか育児にも悪い影響が出てしまいます。まわりの方の支えやパートナーの協力を受けながら、定期的にメンテナンスの時間を作って欲しいなと思います。
そして、長時間保育園に預けることに関してネガティブに捉える必要はないと思います。息子の口から保育園で学んでくる新しい言葉や表現が出てくるたびに、彼にとってお友達との交流はとてもよい社会勉強になっていると実感しています。平日は寝る前の少しの時間、そして週末はたっぷり愛情を注いで親子関係を築いていって欲しいです。

–––最後に、今後の目標を教えてください。

 入社して12年、さまざまな部署を経験するなか、どの部署でも顧客目線に立つことを大切にしてきました。今後は、自社商品に対し息子がどう反応するのか、オンライン英会話を受けさせる親の気持ちはどんなものかなど、子どもが生まれる前とは違う視点が増えるのではと楽しみに感じています。また、自分にしかできない楽しい企画も提案してみたいです。日本の子どもたちと海外をつないだオンライン留学のようなことができたらいいなと。子どもたちが単に英語を学んで終わりではなく、その国に行ってみたい、その国の文化を知りたいと思ってもらえるような企画を考えていきたいと思っています。

<中島 彩花さんプロフィール>
産経ヒューマンラーニング株式会社
学校営業部

2012年、ヒューマンアカデミーに新卒入社。
ヒューマン国際大学機構(HIUC)の留学カウンセラーを経て、2017年、ヒューマンホールディングス株式会社の海外事業部へ転籍。サンディエゴの語学学校に現地スタッフとして3年間勤め、2019年帰国。2020年、ヒューマンアカデミー児童教育事業部に異動。幼児・小学生を対象とした英語のフランチャイズ教室「ヒューマンアカデミーランゲージスクール(Hals)」西日本エリアの運営、生徒管理に携わり、産休・育休を経て、2024年5月から現職。2020年に結婚、2022年に長男を出産。


※2024年12月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 部署名等は取材時のものとなります。

<産経ヒューマンラーニング株式会社・会社概要>
産経新聞グループの信頼を届ける『株式会社産経デジタル』・「学ぶ」「働く」「支える」を応援する『ヒューマンアカデミー株式会社』・Your Global Partner『トランスコスモス株式会社』の3社による共同事業で、安心・安価・高品質なオンライン英会話サービス「産経オンライン英会話Plus」を提供しております。フィリピン人講師、ネイティブ講師、日本人講師によるレッスンで初心者から上級者の方まで安心して学んでいただけます。また、現在までに法人500社、学校200校以上にレッスンを提供しています。


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