目標に向けて日々奮闘することが結果を生んだ。
ヒューマンリソシア株式会社の高橋和也さんにとって2023年は飛躍の年となりました。上期の優秀社員賞を受賞、課長に就任し1年目でありながら、率いたチームは年間最優秀アメーバ賞をとり、さらに部下からは年間優秀社員賞を輩出しました。そして社内公募制度を使い、この春からは金沢支店の支店長に就任。「営業職として目標を達成することが強い喜び」と語る高橋さんに、仕事、そして後輩たちへの想いを伺いました。
––––入社した経緯を教えてください。
転職して4年目になります。以前は、人材派遣会社に3年間勤めていました。前職は、派遣業のみで、お客さまのご要望に対しご提案できるサービスの幅が狭いと悩み、転職活動を始めました。当社では、お客様の課題に対して、多角的に、多様なサービスを提案できるコンサルティング営業に従事できると知り、ご縁があり入社することになりました。
–––2023年度の年間最優秀アメーバ賞受賞、おめでとうございます。この賞は、優秀な成績をおさめたチームに授与される賞ですが、受賞されたチームを紹介していただけますか?
受賞したチームは、特定法人本部通信営業本部東京通信2部2課で、メンバーは、入社2年目の社員が2人、2023年の新卒社員が1人、私を入れて計4人のチームでした。
特定の企業グループを担当するコンサルティング営業部門として、お客さまの人材課題への解決策を提案し、お取り引きを拡大することで、当社派遣スタッフのシェアを高めていくアカウント営業の手法をとっていました。
–––若さ溢れるメンバーですが、チームの雰囲気はどうでしたか?
若々しい感じはなかったです(笑)。落ち着いた雰囲気でした。頭脳派で、冷静沈着なメンバーたちですが、いざとなると、何事にも臆することなく突進する力があり、とても頼もしかったですし、彼らが顧客に対し真っ直ぐにアプローチする姿勢からは学ぶことも多かったです。
–––最優秀アメーバ賞受賞は、どこが評価されたとお考えですか?
営業実績だと思います。課長としてチームを任されたとき、目標を、派遣スタッフ数を昨年比の倍に設定しました。ちょうど区切りの良い数になるということ、さらに、その目標値を達成できれば、アメーバ賞を狙えるという思いもありました。アメーバ賞は、半期ごと、そして一年の努力を評価してもらえる賞。課のモチベーションとなり、盛り上げていけたらと考えていました。実績として、担当する企業グループにおいて、派遣スタッフ数を倍増させ、目標を達成できたこと、そして売り上げに貢献したことが評価されたのだと思います。
–––狙い通りの受賞となりましたが、目標を達成できた要因を教えてください。
派遣スタッフの増減を、日々数値化し、メンバー全員で確認できるよう可視化したこと、その数値を軸にマネジメントを行ったことが目標を達成できた要因だと思っています。
また、アカウント営業では、情報収集が何より大切です。「顧客よりも顧客を知る」ことをモットーに、さまざまな部署に顔を出し、情報を蓄積してきました。
–––初めてのマネジメント職でしたが、大変だったことはありますか?
全てが大変でした。最初は右も左もわからない状態で、上司の仕事のやり方を見よう見まねで自分のものにしていきました。
当時の部長は、数値管理を徹底している方でした。月毎に、目標に対し未達成であればその要因を細かいところまで数値化し分析をする。そういう部分がとても勉強になりました。
また、部下への接し方も参考にしました。私自身、上司が後方で構えていてくれて、何が起きても最終的には守ってくれるという信頼感があるからこそ、前線で走ることができました。営業メンバーにも、最終的な結果は気にせず、前線で日々奮闘してきてほしいと伝えていました。
–––目標の全てを達成した1年でしたが、印象に残っていることはありますか?
3月31日、2023年度最終営業日のことです。目標達成まであと1人という状況でした。すでに、金沢支店の支店長の就任も決まっており、東京を離れることはわかっていました。自分が掲げた目標数値をやり遂げられるかどうか。たった1人ですが、達成感は違うはず。あと1人…。すると、夕方でした。派遣スタッフの契約が締結できたと知らせがきたんです。狙っていたかのようなギリギリのタイミングで、目標を達成することができたんです。最後の最後で、メンバーと喜びを分かち合うことができ、喜びは大きかったです。
–––それはドラマチックですね。喜びの雄叫びが上がったのではないでしょうか?
それが、小声で「良かった」と言っただけで(笑)。チームの雰囲気がよく出ているなと感じました。
––––共に戦ってきた後輩たちにメッセージはありますか?
将来に対し明確なビジョンを持ってほしいということです。私は、富山出身なのですが、20代は東京で仕事を頑張り、30代で北陸に戻るという目標を持っていました。昨年、30歳になる前ではありましたが、社内公募を使い、金沢への異動が決まりました。
ビジョンを叶えるためのリソースは社内にあるし、チャンスは日々の業務の中にあるはずです。見つけたら、とりにいってください。何かに挑戦しないと変化は生まれないので。
––––最後に、今後の目標を教えてください。
金沢支店を、北陸を代表とする会社にすることです。そのためには、社内でトップの拠点になる必要があります。メンバーは5名と少人数ですが、経営者意識を明確に持って運営していきたいと考えています。
私がこの先どうキャリアを積むかによって、あとに続く後輩たちのビジョンも変わっていくと思います。キャリアビジョンを広げてあげられるよう、私自身も自己成長を遂げるため、次のステップに行くために前進していきたいと思います。
<高橋 和也さんプロフィール>
ヒューマンリソシア株式会社 金沢支店 支店長。2021年、人材総合会社を経て入社。2023年、特定法人本部 通信営業本部 東京通信2課の課長に就任。2023年度上期優秀社員賞、最優秀アメーバ賞を受賞。
※2024年4月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
肩書き・部署名等は取材時のものとなります。
<ヒューマンリソシア株式会社・会社概要>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。