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#9 コリのDevil's Church:Pirunkirkko(フィンランド)
フィンランド人の心の故郷ともいわれるコリ国立公園から12kmほど行った道沿いに、Pirunkirkkoがあります。フィンランド語でKirkkoは教会のこと。ピルンキルッコなんて可愛い名前だな~と思ったら、ピルンは悪魔という意味でした。ひゃあ!
とりあえず車を駐車して、矢印の方向へ。
かなり急な階段が下に向かって続いています。帰りが大変そう!
岩がごろごろと積み重なっています。
ここが入り口。 実はキルンピルッコは、建物ではなく岩の割れ目の洞窟なのです。
中から入り口を振り返ると・・
奥行きは33m、高さは1~7m。場所によっては屈んで進みます。
太っちょさんは要注意・・・?
言い伝えによれば、洞窟の割れ目の後ろにデビルの寺院があったそうです。夜な夜な悪魔や魔女が集まって、儀式でもしていたのかな・・・
国民的画家のヤルネフェルトも1896年にここを訪れて、岩に詩を書き残しています。芸術家の想像力を刺激する場所だったのでしょう。ちなみにPirunkirkkoで検索してみると、他にもいくつかあって、皆特徴がある岩場でした。
自然そのものが畏敬や畏怖の対象になっているのは、木や岩にしめ縄を張って手を合わせる日本人と似ていますね。お互いに親近感を感じる根っこの部分は、こんな自然信仰にあるのかも知れません。