画家トーベ・ヤンソンに出会う:ディドリシュセン美術館
画家としてのトーベ・ヤンソンにフォーカスした企画展に行ってきました。創作の全貌ではなく、画業だけに絞った展示を見て、初めて「トーベに会った」ような気がしました。偉そうにすみません、なぜか、そんな気持ちになったんです・・
まだ絵を勉強中だった1930年代から60年代まで、フレスコ画や抽象画を含む様々な作品が、同時代のアーティストの作品も交えて紹介されています。一つ一つに足を止めて、ゆっくり味わいました。
<Landscape(picnic),1930s:パンフレットより>
<Abstract composition, 1968:パンフレットより>
併設のショップで購入した絵葉書<Party in the Country, Fresko 1947>
市庁舎のために描かれた2対の大作の一つで、ヘルシンキアート美術館(HAM)で実物を観ることができます。
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この企画展はディドリシュセン美術館で開催されました。美術愛好家だった実業家ディドリシュセンの元邸宅で、夫妻のコレクションが展示されています。 個人美術館らしい親密で温かな雰囲気、歩き疲れない広さ、ささやかなコーヒータイムのあと、庭の彫刻を眺めながら桟橋に下りれば、水辺の景色に癒されます。
<ディドリシュセン夫妻>
ディドリシュセン美術館はヘルシンキの中心から西へ7km弱。大使館もいくつかあるような、瀟洒で落ち着いたエリアです。今度は自転車で、のんびりサイクリングに来てみようかな・・
<ディドリシュセン美術館 公式サイト>
<生誕100周年回顧展(2014)の解説>